2010.06.09 WED
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■広報レポート <持ち味発揮>

 3人目の打者を空振り三振に打ち取ると、胸を張ってベンチに戻る姿がありました。7回に3番手として登板したのは加藤武選手。ファイターズデビュー3試合目で持ち味を発揮するピッチングを見せてくれました。

 スワローズのクリーンアップが相手でした。ガイエル選手を空振り三振にしとめてスタート。続くデントナ選手、3回に満塁弾を打っている飯原選手も空振り三振と、3者連続三振に打ち取りました。「ツーシームとシンカーがいいところに決まりました」。自分自身でそう振り返る好投です。

 ベイスターズ時代の06年には、最優秀中継ぎ投手にも輝いた実績の持ち主。5日のジャイアンツ戦でファイターズデビューを果たすと、7日には古巣相手の登板となりました。「意識しないようにと思ったけど、やっぱり意識しちゃうもんですね」と苦笑いする一戦でしたが、1安打無失点に抑えていました。

 加藤武選手だけではなく、2番手で登板した金森選手や4番手の榊原選手も無失点。敗れはしたものの、中継ぎとして安定感のある内容を見せています。

 『おやじシリーズ』初戦となったこの試合。3万0169人のファンの方々に札幌ドームに駆けつけていただけました。シリーズは13日の中日戦まで続きます。黄色い声援やかわいい声援だけではない応援でファイターズを奮い立たせてください。戦いはまだまだ終わりません。

■増井投手 <5回、球数89、打者25、安打8(本塁打1)、三振2、四球2、失点6、自責点6>

先発登板の増井選手

「調子自体はいつもと変らなかったと思います。いつもあれくらい荒れてはいると思うのですが、今日は甘く入ったボールをしっかりとヒットにされてしまいました。(被弾は)フォークが落ちずに真ん中に入ってしまいました。迷惑を掛けてしまいましたが、逆転を信じてベンチで応援します。」

■梨田語録

「3回にいきなりの5点は大きかった。四球や暴投が絡んでからの一発と、あまりいい点のとられ方じゃなかったね。ヒットは出るんだけど、勝ちにつながらない。二つのダブルプレーで流れを悪くしてしまった。リリーフは負け試合とはいえ、いい投球を見せてくれた。勝ち試合でも同じような投球をして欲しいね。」

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