2010.07.01 THU
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■広報レポート <6月反攻から7月攻勢へ>

 6月の勢いは、新しい月になっても変わりませんでした。建山選手が最後の打者を空振り三振に打ち取った瞬間、最大で「14」あった借金はきれいさっぱりと返済されました。76試合目で“スタートライン”に。いよいよファイターズの夏が到来しました。

 4点差をひっくり返すきっかけを作ったのは、田中賢選手のひと振りです。四回1死一、三塁。高めの速球をフルスイングすると、打球は高く舞い上がって右翼席に飛び込んでいきました。選手会長の3ランで1点差に詰め寄ると、一気に反攻ムードが燃え上がりました。

 そして、逆転に成功したのは七回。先頭・小谷野選手の二塁打を足がかりに2死から陽選手が左前適時打を放って同点に追いつき、鶴岡選手と金子誠選手と続く3連打で勝ち越して見せました。金子誠選手の一打で、スタメン全員安打を達成。八回と九回にも追加点を挙げて試合を決めました。

 今季最多の19安打で大勝。中でも、小谷野選手はこの8試合で4度目の猛打賞を記録して、打率を3割に乗せました。スタメンに抜てきされた陽選手も3安打2打点の大当たり。どこからでも点が取れるファイターズ野球の真骨頂です。

 もちろん、投手陣の踏ん張りを軽視することはできません。五回途中で降板した金森選手の後を受けてマウンドに上がったのはラッキーボーイの榊原選手。九回途中まで2失点で踏ん張り、逆転劇を呼び込みました。約2週間で4勝。マウンドでの表情にも雰囲気が出てきました。「どんな状況でも精一杯投げるだけです」。与えられた役割を謙虚にこなす右腕がチームに勝ち運をもたらせています。

 五回終了時に相手チームにリードを許していた場合、今季はここまで1勝もできていませんでした。先行逃げ切り型だったファイターズが終盤に逆転できるようになれば、勢いはさらに増すに違いありません。7月も上々の滑り出し。借金生活から貯金生活へ。これからが本番です。

■金森投手 <4回1/3、球数85、打者22、安打8(本塁打2)、三振2、四死球1、失点5、自責点5>

「調子自体は悪くなかったのですが、ストライクを揃えすぎたところがあって、甘いボールをしっかりと打たれてしまいました。チームがいい流れで来ていたのに申し訳ないし、悔しいです。この後は逆転を信じて応援するだけです。」

■高橋選手 <診断結果について>

本日7月1日(木)の埼玉西武ライオンズ12回戦で頭部への死球を受けた北海道日本ハムファイターズの高橋信二選手は、所沢市内の病院でCTスキャンによる検査を行った結果、画像上異常なしと診断されましたのでお知らせいたします。明日2日(金)はチームに同行して仙台に入る予定です。

■梨田語録

「(五割復帰について聞かれ)ようやく足並みがそろってスタート地点に帰ってきたような感じだね。昨日の二岡や今日の信二(高橋選手)のようなことがあって出場している陽が細かいミスもあったけどチャンスをものにしている。昨日も同点の犠牲フライ打ったしね。榊原もよく投げてくれた。最後は4点差になって迷ったんだけど、監督もダメだね。石井は3連投になるし、連戦はまだ続くので出来れば余計な中継ぎは使いたくないところ。でも最後はよく抑えてくれた。」

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