2010.07.16 FRI
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■広報レポート <アクシデントもなんのその>

 飄々(ひょうひょう)と投げる姿がトレードマークともいえる武田勝選手が、一転して気迫あふれるピッチングを見せた一戦でした。四回まではいつも通り。アクシデントがあったのは五回のことです。

 先頭・山崎武選手の放った打球が、武田勝選手の右ふくらはぎの内側を直撃。足をひきずって一旦ベンチ裏に引き上げましたが、次にグラウンドに姿を現してからは、駆け足でマウンドに戻っていきました。

 打球を受けた影響はあったはずです。それでも次打者・嶋選手を空振り三振に打ち取ると、ルイーズ選手には初球を打たせて遊ゴロ併殺に。勝ち投手の権利を手中に収め、「大丈夫、大丈夫」と周囲に話しながらベンチに戻りました。

 六回もマウンドに向かい、2点を奪われてブルペン陣にスイッチ。アクシデントなどなかったかのように「自分のピッチングができずに申し訳ない」と反省するのは武田勝選手らしさといえるでしょう。降板後はアイシングと電気治療を施しましたが、自分の足でしっかりと帰路についています。

 オールスターまでに登板予定はなく、7勝を挙げて前半戦を折り返しました。後半戦初登板までは時間があります。いつもの姿で戻ってきてくれることは間違いありません。

 打線の援護も武田勝選手を救いました。イーグルス先発はエースの岩隈選手。一回に小谷野選手が先制2点適時打を放つと、二回には田中賢選手の適時打と村田選手の犠飛で追加点。三回には糸井選手が右翼席に11号ソロを叩き込み、序盤で試合を決定づけました。

 投打の歯車がかみ合うファイターズ野球で、カード初戦を白星で飾っています。連敗を喫した後の気持ちの切り替えもできた勝利。ファイターズは再び上昇モードに入ります。

■武田勝投手 <5回2/3、球数64、打者21、安打6、三振3、四死球0、失点2、自責点2>

「六回になって自分のピッチングができず、2点を取られて申し訳ない気持ちです。試合に勝てるように、この後はしっかり応援します。」

■梨田語録

「(イーグルス先発)岩隈から3回で5点取れるとは思わなかった。簡単に点を取れる投手じゃないからびっくりしたね。4回以降は追加点が取れなかったけど。。。ひちょり(森本選手)の代わりで2番に入れた村田が初回にちゃんと送ってくれたから3番4番で還す形が出来た。2回もマック(金子誠選手)がしっかりと送ってくれたから得点につながったね。勝(武田勝選手)はよく投げた。足にボールが当たってかなり痛かったと思うけど、5回の途中だったし痛いとは言い出せなかったんじゃないかな。オールスター休みで登板間隔も空くし、大丈夫だと思います。岱鋼(陽選手)も打つ方でも守る方でもよくやってくれた。」

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