

■広報レポート <47番、復帰>
開幕から91試合目。待望の右腕が一軍に復帰しました。七回に3番手としてマウンドに向かったのは菊地選手。先頭打者に三塁線を破られる二塁打を浴び、次打者の犠打で1死三塁のピンチを背負いました。しかし、ここからが冷静でした。渡辺直選手を遊ゴロに抑えると、鉄平選手には四球を与えましたが、最後はイーグルス4番の中村紀選手を変化球で空振り三振に。1イニングを無失点に抑える復帰登板となりました。
昨シーズンは58試合に登板してリーグ優勝に大きく貢献した菊地選手ですが、今季はキャンプ中に故障。その後も調子がなかなか上がらず、ファームで調整を続けてきました。徐々に本来のピッチングを取り戻し、ようやく一軍に合流。この日は145キロを超えるストレートも披露しています。追撃態勢に入ったファイターズには、上位進出に向けてなくてはならない存在のカムバックです。
ブルペン陣の充実は必要不可欠。この日も2番手の榊原選手が3回を無失点に抑え、4番手のウルフ選手も1イニングを無失点。自身の登板12試合連続で自責点0を記録しました。
前半戦最後の遠征は2カード連続負け越し。それでも、前進を止めるわけにはいきません。本拠地に戻っての前半戦最終カードに向けて、気持ちを入れ替えて戦い抜きます。
■金森投手 <3回、打者15、球数56、安打5(本塁打2)、四球1、三振2、失点3、自責点3>
「調子自体は悪くなかったと思いますが、やっぱりホームランが痛かったです。まだ試合は続きますから、逆転できるように応援します。」
■梨田語録
「(イーグルス先発)永井は立ち上がり四球を出したりちょっとふらふらしていたんだけど打ちあぐんだ。低めのボール、特にフォークの見極めができなかった。先制されて流れも良くなかったし打線につながりが見えなかったね。金森は回を追うごとに良くなっていきそうな兆しが見えなかったから早めに替えました。初戦を取っておきながら連敗。まだ力がないということ。」