2010.08.10 TUE
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■広報レポート <これぞ勝利の方程式>

 ケッペル選手が完ぺきなタイミングで差し出したグラブに、ボールが吸い込まれました。2点リードの四回1死一、二塁。大松選手が放った打球は強烈なピッチャー返しでした。一歩間違えば危険な頭部付近への一打を倒れこみながらノーバウンドでキャッチすると、ひざを突いたまま一塁へ転送。自らの“超美技”でピンチを回避してみせました。

 三者凡退は三回の1イニングだけでしたが、立ち上がりはケッペル選手らしいピッチングを披露しました。四回を終わるまでの12個のアウトのうち、ゴロを打たせて取ったのは10回。四回以降は毎回得点圏に走者を背負いながら、今度は粘りのピッチング。八回に連続四球を与えてマウンドを降りたものの、7回0/3を1失点で12勝目を挙げています。

 「今日はブルペンで勝った試合だよ」。そう振り返るケッペル選手。無死一、二塁で後を受けた宮西選手は、犠打で1死二、三塁とされましたが、続くサブロー選手を投ゴロに抑え、三塁走者を挟殺でアウトに。2死一、二塁となってマウンドに上がった建山選手が次打者を三ゴロにしとめて無失点に切り抜けました。締めは武田久選手。“勝利の方程式”が機能した一戦でもあります。

 打っては稲葉選手が先制適時三塁打に加え、七回にはダメ押しとなる中前適時打を放ち、2打点の活躍。約1ヶ月ぶりのヒーローインタビューを受けました。さらに、久しぶりにスタメンで起用された飯山選手が猛打賞を記録するなど、期待に応えています。

 最後まで緊迫した一戦をモノにしたファイターズ。明日は高卒ルーキーの中村選手が先発する注目の試合になります。

■ケッペル投手 <7回0/3、球数113、打者31、安打8、三振2、四球3、死球1、失点1、自責点1>

「いつもどおり野手の方々も素晴らしい守備を見せてくれましたし、ブルペンに最後は助けてもらいましたが、リードを保ったままマウンドを降りることができて良かったです。」

■梨田語録

「(追加点がなかなか入らなかったが)そう簡単にいくものじゃないからね。でも苦しい展開でも勝ったのは大きい。初回(の得点)はラッキーな部分はあったけどね。ケッペルは風がアゲンストだったから投げづらかったかもしれないけど、一回悪かった時期を抜けて勝ったわけだから、本人にとってもプラスになるんじゃないかな。」

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