2010.08.12 THU
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■広報レポート <強風のち4安打>

 選手宿舎の窓から外を見下ろすと、緑に生い茂った木々の葉が千切れんばかりになびいていました。台風の影響で、千葉地方では午前中に最大瞬間風速24メートルを計測。チームが球場入りしてからも風速が10メートルを下回ることはなく、練習中には雨も降り出して屋外での練習がほとんどできないままでのプレーボールとなりました。

 「きょうはフライを取っただけでファインプレーですよ」。名手・田中賢選手がそう苦笑いするほどの千葉マリン独特の強風に悩まされた面もある一戦。一時は天候不良での中止もささやかれたましたが、選手はそれぞれ自らの最高のパフォーマンスを発揮するための準備を怠ることはありません。緊張感を保ったまま、試合に臨みました。

 確かに相手先発の唐川選手を捕らえ切ることはできませんでした。ただ、その中でチャンスメークの役割を果たした稲葉選手は注目に値します。一回1死一塁の第1打席で左前打を放つと、第2打席からは連続右前打。3打席で猛打賞を記録してみせました。そして、九回1死での第5打席でも内野安打を放ちました。

 10日の試合ではチームの3得点中2点をたたき出し、1ヶ月ぶりにヒーローインタビューを受けた稲葉選手。その際には「まあ、ぼちぼちですかね」と謙遜していましたが、8月の安打量産態勢は驚異的です。36打数20安打で打率.556!全9試合で安打を放っているだけではなく、うち7試合で複数安打。シーズン序盤には1割台にまで陥った打率は、これで.299まで上昇。ついに3割が“秒読み”といっていいところまでやってきました。

 8月攻勢にキャプテンの猛打は必要不可欠。チームの白星を求め、常に1試合1試合に全力を傾ける姿が、そこにはあります。

■木田投手 <3回、球数73、打者18、安打7、三振2、四球3、失点5、自責点5>

「チームの勢いを一回止めてしまうようなピッチングをして申し訳ない気持ちです。今日はそれだけです。」

■梨田語録

「1回表裏の攻防が試合の流れを決めてしまった。野球にはよくある事。もらいものの二塁打の後で、ひちょり(森本選手)にはバントを決めて欲しかったけど、それもよくある事。しっかり練習して次を決めて欲しい。(先発の)木田はらしくないピッチングだった。風も強かったけど、修正できていなかった。カーライルもいい感じだったし中継ぎが頑張って終盤は押してたんだけどね。カード勝ち越し?うーん、、、また明日からです。」

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