2010.08.13 FRI
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
0
0
0
1
0
0
0
0
0
0
0
1
4
0
0
0
0
X
R
H
1
9
5
11

■広報レポート <ヒット量産>

 一塁ベース上で清水コーチとこぶしを合わせた金子誠選手の表情が緩んだように見えたのは、広報担当だけではなかったでしょう。五回。先頭打者として打席に立ち、中前打を放った直後のことです。

 前日の試合中、選手サロンに立ち寄った金子誠選手は、4安打した稲葉選手の打撃を見て苦笑しながらつぶやいていました。「すごいよなあ。オレなんかマルチ(複数安打)も長いこと出てないのに」。そして、その翌日。三回1死で左前打を放っており、7月20日以来となる“願い”がかなった形となりました。

 一方で、ヒットを飛ばし続けているのが小谷野選手です。六回1死での中前打で、この日3安打目を記録し、打率は.312まで上昇しました。

 打点部門でリーグトップと、頼れる4番ぶりを如何なく発揮しているとはいえ、小谷野選手はこう言い続けます。「打点を稼げるのは、前の人たちが塁に出てくれるからですよ」。打点王よりも興味があるのは二塁打王だとか。この日も四回には左越え二塁打。こちらの部門でもリーグトップを快走しています。

 チーム打率もリーグトップ。どこからでもヒットが出る打線は、相手投手に大きなプレッシャーとなるはず。ファイターズらしい“全員野球”の真髄は、そんなところにも見て取ることができます。

■ダルビッシュ投手 <8回、球数141、打者33、安打11(本塁打1)、三振9、四死球0、失点5、自責点5>

「調子は良かったけど、甘いところに行ったのをうまく打たれてしまいました。同点に追いついてもらった後に4点取られたので、チームの士気も下がったかなという気がします。調子自体は良いので、次のゲームでいいピッチングが出来るように調整します。」

■梨田語録

「ダル(ダルビッシュ選手)の状態が良かったし、球の走りも良かったけど、それに頼ってしまったところがあったかな。負けられないという気持ちもあっただろうし。同点に追いついた後にペタジーニのホームラン?それなりのところに行ったけど力で持って行かれた。(更に2点追加されて)残念な4点だった。こっちも4回無死2、3塁から1点しか取れなかったし、その後チャンスがあったけどあの4点が大きすぎた。」

  1. トップ
  2. 試合情報
  3. ゲームレポート