2010.08.21 SAT
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
0
0
0
2
0
2
0
0
0
0
0
4
0
0
1
0
0
X
R
H
4
9
5
8

■広報レポート <派手ではなくても1勝は1勝>

ファンの声援に応える中田選手

 前日のようなサヨナラ勝ちでも、ド派手な一発で決める勝利でもありませんでした。しかし、どんな形でも勝ちに結びつける。1勝の重みは、常に変わることはありません。

 「こういう勝ち方はすごくいいと思います」と振り返ったのは7番でスタメン出場した中田選手です。4点リードを追いつかれた直後の六回1死三塁。センターへの大きな飛球で三走の糸井選手を本塁に迎え入れ、決勝点をたたき出しました。

 「二岡さんがバントしてくれたので、絶対に期待に応えたかった」。六回は先頭打者の糸井選手が中前打。ここで、二岡選手が三塁前にきっちりバントを決めました。ここ数日なら“強攻策"が考えられた場面です。

 中田選手の信頼感が厚くなっている証拠の采配ともいえるでしょう。四回に札幌ドーム8試合連続となる安打を放っており、ライオンズ先発・涌井選手を攻略する糸口も作っていました。その涌井選手の暴投で1死三塁となり、「外野フライを打てば1点入る場面だったから、少し気が楽になった」。あとは思い切ってバットを振り抜くだけでした。

 この1点を守り切ったブルペン陣の奮起にも注目すべきでしょう。七回から林、建山、武田久3選手の継投で無安打無失点。宮西選手の離脱というアクシデントを忘れさせる内容でした。18日のマリーンズ戦(東京ドーム)に続く救援陣のヒーローインタビューも十分に考えられたピッチングを見せてくれました。

 首位ライオンズに連勝を決め、明日は同一カード3連勝を狙います。いろんな勝ち方を見せるファイターズの戦いに、今後も注目してください。

■増井投手 <3回2/3、球数79、打者21、安打7(本塁打1)、三振2、四球3、死球1、失点2、自責点2>

試合前の増井選手

「初回からピンチの連続でも粘れていたんですけど、四回は4点取ってもらった直後だったので、何とか粘りたかった。(本塁打はあったものの)2アウトまで取っていたので悔しいです。体力的に落ちている意識はありませんでした。鶴岡さんにも『ボールは来ている』と言われていましたし。その分だけ四回の失点が悔しいです。」

■梨田語録

試合前の梨田監督

「いい勝ち方が出来ました。試合前に宮西を抹消しなくてはいけなくて、リリーフ陣も危機感を持って試合に臨み、7回以降は3人でパーフェクトのいい働きをしてくれました。3回には涌井からうまく繋いで4点取れたね。賢介(田中賢選手)の三塁打が大きかったと思います。翔(中田選手)も良い所でいい犠牲フライを打ってくれた。守備でも稲葉、小谷野といくつも良いプレーでチームをもり立ててくれました。」

  1. トップ
  2. 試合情報
  3. ゲームレポート