2010.08.25 WED
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■広報レポート <野球の出来る喜び>

 グラウンドにいる限りは常に全力プレーを怠らない。体が悲鳴を上げても、試合に出られる喜びを感じ続けて白球を追いかける。いまや不動の4番としてファイターズになくてはならない小谷野選手が、チームを大勝に導きました。

 見せ場はいきなりやってきました。一回2死二塁、変化球をしっかりと拾っての左越え二塁打で先制点を演出。一旦は同点に追いつかれ、2点を突き放した中盤の四回2死二、三塁では、右前に2点適時打をしぶとく放ちました。七回には三塁への内野安打で出塁。3安打3打点で、文句ナシのヒーローとしてインタビューを受けました。

 ここまでの打点95はリーグ断トツのトップ。さらに、37二塁打も1位です。それでも、小谷野選手はいつもこう話しています。「記録はシーズンが終わったときの楽しみにします」。いま目指すものは個人記録アップではありません。すべてはチームの勝利のため――。どんなときでも変わらずグラウンドに立ち続けています。

 体の状態は決して万全ではありません。スイングすれば、左わき腹が悲鳴を上げています。この日は大事を取ってフリー打撃を取りやめ、試合に臨みました。そんな中でも「使ってもらえるうちは出続けます。出るなって言われるまでやりますよ」と言い切ります。試合に出る限りは手加減なし。フルスイングや難しい体勢からのランニングスローも見せ、期待に応えてくれました。

 《野球の出来る喜び 人の支えがある限り》

 今週初め、「諦める理由などない!」キャンペーン発表の場で、小谷野選手はボードにそう書き記しました。すべてのものに感謝しながら、一日でも長くグラウンドに立っていたい。公式戦だけではなくクライマックスシリーズへの決意表明でもあります。

 同じ発表の場で《立ちたい舞台がある》と書いた中田選手はマルチ安打を記録。《得るものは大きい》と書いた“ミラクルの立役者”飯山選手も1安打に加え、華麗な守備を披露しました。チーム全体の思いがひとつになるからこそ、快進撃は始まります。1試合1試合が勝負のとき。可能性がある限り、ファイターズは前進し続けます。

■糸数投手 <4回0/3、打者16、球数64、安打4(本塁打3)、四死球0、三振3、失点3、自責点3>

「悔しいけど仕方ない…。最後のホームランは失投じゃないです…。」

■梨田語録

「小谷野が序盤にチャンスで打ってくれました。序盤にリードするのは地方球場でやる場合特に大事ですからね。糸数にももう少しほおらしてあげたい気持ちはあったけど、打たれたのはもったいないホームランが多かったし、前回は東京ドームで結局点を取られてしまっていたから。。。その嫌な流れを榊原が切ってくれました。あとリリーフでは林が良かったね。終盤にも効果的な追加点をとれたし、調子を落としていた二岡に一本でたのは良かった。追い込まれながらも最後は良い集中力を出してくれました。」

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