

■広報レポート <酷暑の中の戦い>
千葉マリンスタジアムの三塁側ベンチは、晴れた日のデーゲームではダイレクトに日差しにさらされる場所です。ベンチの中、ベンチ裏で選手は氷嚢を頭に当て、水分を補給しながらの戦い。日光下の気温は軽く摂氏40度を超えていました。過酷な環境下でも、それぞれの選手が自分が持つ最高のパフォーマンスを発揮しようと、手加減することなくプレーを続けました。
5度の打席で4回出塁したのは、リードオフマンの田中賢選手。一回の初球に死球を受けて塁に出ると、二回、四回の打席では中前打。そして八回2死からは左前打を放って3安打の固め打ちを記録しました。「さすがに今日はキツイ」ともらしていましたが、グラウンドに出れば普段と変わらない姿を見せてくれています。
投げては三回1死満塁の場面で登板した菊地選手が、2回2/3を投げて1安打1失点。さらに、その後を受けた榊原、須永の両選手はマリーンズ打線に1本のヒットも許しませんでした。リリーフで登板した3人全員がイニングをまたいでのピッチング。他のリリーフ陣が休養できるという意味でも価値のある内容だったに違いありません。
同一カード3連勝こそ逃したものの、カード勝ち越しを決めました。6日は休養日。しっかり休みを取って、7日からの西武戦に臨みます。
■増井投手 <2回1/3、球数59、打者16人、安打5、三振1、四球4、失点4、自責点4>
「コントロールが定まらず、苦しくなってストライクを取りに行ったところを打たれるという最悪のパターンでした。暑い中で守ってくれる野手の方に申し訳ないです。この後は逆転を信じて応援します。」
■梨田語録
「増井はまだ肩に不安があるように見えた。いつもの増井らしくなかったし、不安があるからそうさせているのかもしれないし。。。8番打者がバント失敗しておきながら歩かせてしまったのはもったいなかった。守備の時間が長くて野手も攻撃のリズムがね。。。これでマリーンズ戦は終わりか。最初の連敗を考えたらよく盛り返した。来週もカード初戦が大切。連勝するのがクライマックスシリーズに繋がるでしょうね。」