2011.04.12 TUE
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■広報レポート <心を一つ>

セレモニー
見せましょう、野球の底力を。がんばろう!日本

 プロワーストの7失点を喫しながら、報道陣が待つミックスゾーンに現れたダルビッシュ選手は潔く相手に軍配を上げました。最速154キロを連発し、2回まで一人の走者も許さない立ち上がり。3回に長短3安打を浴びて3点を失い、同点の7回にはライオンズ中島選手に外角ストレートを右翼席に運ばれ降板。「投げた球には納得していますし、結果としてそれを打たれたということです」と、前を見据えて話しました。

 オフから体重増に努め、ボールにも力が伝わってキャンプ以降はチームに絶大なる安心感を与え続けていた背番号11。「相手が(ストレートに)遅れていたので」と無理に長打を浴びやすいインコースを攻めない配球が裏目に出ての結果でした。当然、両サイドへの投げ分けを意識すれば避けられた可能性は高く、降板後はバッテリーを組んだ大野選手ともベンチで長く意見交換し、その点を確認しました。

 オビスポ選手も打ち込まれ、3-12という点差になりましたが、新2番の陽選手と新外国人ホフパワー選手にも安打が生まれ、金子誠選手には3年連続チーム初アーチとなるソロ本塁打。涌井選手から9安打を放った打線は決して悲観するような内容ではありません。

 震災の影響を配慮し、18日遅れでの開幕となりました。北海道179市町村と北海道の旗が一同に会す壮観なフラッグセレモニーの締めくくりは、両チームが「見せましょう、野球の底力。がんばろう!日本」と記したメッセージフラッグを掲げて復興の願いを込めました。3年ぶりの開幕白星は飾れなかったものの、真剣勝負が無数のドラマを生むことを予感させるようなぶつかり合いは野球の持つメッセージ性を示せたのではないでしょうか。小谷野選手がフラッグに書き記した言葉は“冬は必ず春となる 心一つに共に乗り越えよう”。気持ちを合わせ、底力を見せていきます。

■ダルビッシュ投手 <7回、球数119、打者31、安打7、三振9、四球2、死球1、失点7、自責点7>

先発登板したダルビッシュ投手

「調子は最初から良かったです。腕も振れていたし、投げたボールも悪くなかった。ただ、バッターにうまく打たれましたね。最後が0点だったらチームも乗っていったと思うし、踏ん張りたかったですけど、点を取られてしまった。今日の結果は仕方ないので、次の試合でしっかり投げられるように頑張ります。」

■梨田語録

ファンの方とハイタッチをする梨田監督

「ダルビッシュと涌井が投げるということで、2、3点勝負になると思っていたけどね。こちらはフォアボールとデッドボールが失点につながったけど、うちはそれで点を取れなかった。そこに差が出たかなと思います。3点取られたあとに追いついたんだけどね。ダルビッシュの状態は悪くはなかった。でも、あっという間に3点取られた。西武の7、8、9番という若い選手にやられたね。陽は内容良かったですよ。中田は今日は元気がなかったけど、気持ちを切り替えてやって欲しい」

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