

■広報レポート <来日初アーチ>
意気消沈しかかった雰囲気を変える弾丸ライナーでした。4点を追う二回2死、ホフパワー選手がフルスイングした打球は、あっという間に右翼席スタンドへ飛び込みました。これが来日初アーチ。勝利にはつながりませんでしたが、存在感を示すには十分な一発となりました。
帆足選手が投じた内角への一球は、決して簡単なボールではありませんでした。
「たしかに甘くはなかったね。でも、(3月24日・実戦形式練習で)一度対戦したのは大きかったかな」。さらに七回1死二塁では中越え適時二塁打を放ち、開幕2戦連続でマルチ安打を記録。「ずっといい打席が続いている」と満足げに振り返りました。
チームメートと冗談を飛ばしあうだけでなく、若手には積極的にアドバイスを送るシーンもよく見られています。「チームが勝つために自分が何をするか。連敗はしたけど、みんなで前に進んでいくだけだよ」と頼もしく話しました。
小谷野選手、金子誠選手も2安打し、順調にシーズンに入ることができています。まだまだ始まったばかり。休養日をはさみ、週末からエンジンをかけていきます。
■ウルフ投手 <4回2/3、球数81、打者26、安打11、三振1、四球1、失点7、自責点7>

「バットを折った当たりがヒットになったり不運なところもあった。ただ、ランナーがたまったところでヒットを打たれて大量点に結びついてしまったのは反省点。次の登板に向けてしっかり調整したいと思うし、まずはチームが逆転できるように応援します。」
■梨田語録

「余りに序盤で失点が多く、あっという間の4点、2点。ウルフの状態は悪くなかったと思いますが、速い球が少し高めに入ったところを打ち込まれた感じですね。カーブやスライダーを使えればと思いましたし、配球も淡白すぎたかなと。帆足はスライダーに滑る真っ直ぐ、チェンジアップがあって、簡単には行かないと思っていましたけれど、あの点差で楽にしてしまった。中1日開きますので、少し気持ちを整理してまた臨みたいと思います。」