2011.04.15 FRI
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■広報レポート <いつものように、始まる>

本日のヒーローたち
試合後、勝利の花火が打ち上げられる。

 連敗スタートに気負うことなく、先発・武田勝選手の好投が今季初勝利をもたらしました。「試合前から奨太(大野選手)に楽しんでいこうと声を掛けて」年下の女房役をリラックスさせた左腕。マリンガン打線を7回6安打1失点に封じ込め、昨年14勝の勝ち頭らしく役目をきっちり果たしました。

 自身にとっての開幕も、武田家ではいたって特別な儀式はなし。「普通通り過ごして、野球のことを意識しないのが我が家のしきたり」。肩の力を抜き、しなりの利いた腕の振りで相手打線を翻弄していくと、味方は糸井選手が先制2ランを含む3打点。犠飛と思われた当たりにも陽選手が右翼から糸を引くような返球で得点を阻み、場内のボルテージを高めました。

 飄々とした受け答えに、驚くような速球があるわけではない武田勝選手ですが、キャンプ中のトラック走では32歳にして若手を寄せ付けないトップタイムを連発。「おもしろいおじさんも、やる時はやるでしょ?」と名護の陽射しで額に浮かぶ汗が光っていました。連敗発進に早く勝ち方を思い出したいと考えていたベンチ、そしてファンの皆さんに渋く輝く背番号38が「どうでしょう」と示してくれました。

■武田勝投手 <7回、球数98、打者27、安打6、三振3、四球1、失点1、自責点1>

ヒーローインタビューにこたえる武田勝選手

「シーズン初めての登板だったので、調子云々じゃなくて気持ちで投げました。自分らしく粘って投げられたと思います。このあともしっかり応援します。」

■梨田語録

試合前、中田選手と話をする梨田監督

「長かったですね。1週間以上かかった感じがします。ひとつ勝つのは本当に大変だということを改めて感じました。武田勝は連敗中でプレッシャーはあったと思う。状態も素晴らしいというわけではなかったけど、テンポも良かったし、それがいいプレーを生んだんじゃないかな。勝の替え時は迷ったけど、増井は三振が取れるし、信頼して賭けてみようと。これがパターンというか、宮西も榊原もいるので決まってないです。ただ、武田久は一番後ろですから。最初の試合でセーブがついて、これで大丈夫だと思います。きょうは初めてサインを出す機会があったんですが、バントを決めたあとにホームランといういい展開だった。陽がホームで刺してくれたしね。ブロックしやすいところに投げてくれて、乗っていけた。これからも競った試合ができるようにしていきたい」

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