2011.05.06 FRI
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■広報レポート <失敗を糧に>

 ウエートルームに吉井、芝草両投手コーチと武田久選手を除くブルペン陣がこもり、ミーティングの輪が解けた時には試合終了1時間が経過していました。1-1の9回、先頭の川崎選手に宮西選手がストレートの四球を与え、松田選手に決勝の2ランを被弾。3番手・谷元選手も代わり端、ストライクが取れずに歩かせたのを端緒にさらに1点を失い、緊急招集がかけられたのです。

 先発のウルフ選手が丁寧にコーナーに集め、凡打の山を築いていきました。7回2死から松田選手に三塁内野安打を喫するまでノーヒット投球を続け、8回に連打を浴びて失点したものの先発の役割を十分に果たしてくれました。来日以来最高というに相応しい投球は、首位攻防らしい引き締まった試合展開を生みました。

 それだけに、次に出て行く選手の準備が勝敗を左右する状況となりました。自身も中継ぎを長らく務め、その難しさを知る芝草コーチは「張り詰めた状態を続けると長丁場持たないが、このタイミングから行く、と告げたとしても早まることはある」と、開幕前に確認した心の準備の大切さを改めて説きました。

 大事な局面での登板が増えた谷元選手について、同コーチは「発言が強気になって、送り出す方としては心強い」と評します。同じ過ちは繰り返さないという気持ちを抱き、ブルペン陣は明日に向かいます。

■ウルフ投手 <8回、球数102、打者27、安打3、三振2、四死球1、失点1、自責点1>

「今日もショータ(大野選手)がいいリードをしてくれた。バックの守備も素晴らしかったしね。あとはチームが勝つだけだよ。」

■梨田語録

「ウルフがいいピッチングをしてくれて、中田もホームランを打った。1対0で進んで、追加点が欲しいと思いながらの試合でした。ウルフはコントロール、キレもよくてスピードも出てたし、リズムもよかった。点を取られるまで、追いつかれるまで替えるつもりはありませんでした。先発の役目は十分に果たしてくれたと思います。宮西の信頼は高いからね。走者が出たから替えるとっても、増井とかはイニングの頭から行かせたいから。あそこは任せようと思いました。(ホークス先発)山田は腕も振れていたし、つかみどころがなかったですね」

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