2011.05.15 SUN
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■広報レポート <魔物に勝つ>

 地方球場には魔物が住んでいる―。経験に基づいた言い回しを、金子誠選手はよく使います。簡単にさばけるはずのゴロが、土のグラウンドではバウンドが変わることがある。そのゴロがヒットやエラーになれば流れが変わるもの。「だから取れるときには何とか点を取らないといけない」。どう転んでもおかしくない試合展開に終止符を打つ一打には、大きな意味があったのです。

 1点リードで迎えた六回2死一、二塁。レフトの頭を越える2点適時二塁打を放ち、この日2本目のヒットを記録しました。そして、七回2死満塁では左前適時打でダメ押し。3安打3打点と“恐怖の9番"ぶりを如何なく発揮しました。

「なんかもう30試合くらいやったような感じがする」。開幕直後、金子誠選手はそう話したこともありました。開幕が遅れたとはいえ、練習試合で連戦が続き疲れがたまっていたのです。

 通算1500安打を記録したあたりがピークでした。その後、一旦スタメンを外れ、ベンチで戦況を見守る時期がありました。それでも、チームメートにアドバイスを送る姿は相変わらず。自らがスタメン復帰してからは、存在感を見せつけてくれています。

 前日の一戦で32打席ぶりの安打を放った小谷野選手も、三回に先制2点適時二塁打。金子誠選手と2人でお立ち台に上がり、大きな歓声を受けました。また、中田選手も12試合連続安打。2打点を挙げ、これで今季23打点。シーズン自己最多記録を序盤でクリアしています。

 年に1度の函館シリーズは2戦2勝。この試合ではシリーズ過去最多の2万0314人の方々に球場へ足を運んでいただきました。「函館、最高です!」。小谷野選手はヒーローインタビューでそう話し、満面に笑みを浮かべました。

 今季最多の貯金7、そして、リーグ単独首位で交流戦に突入します。セ・リーグのチームとの熱い戦いに期待は高まる一方です。

■梨田語録

本日の梨田語録はございません。

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