2011.05.23 MON
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■広報レポート <いつか笑って振り返ろう>

 降り続く雨の中、マウンド付近の人工芝上でスパイクの泥を何度も払い落としました。悪天候という条件は、相手チームも同じ。それでも、何とか踏ん張ろうという気持ちが武田勝選手からは伝わってきました。

 ここ数試合、打線の援護に恵まれていません。それは本人も分かっていること。ならば、辛抱強く投げるしかない。「先に点を取ってもらえば、そりゃ楽になる。走者一人の重みが違うから」。そう話したことがある武田勝選手。それだけタフなマウンドが続く中でも崩れない。そこにこそ“エース左腕”と評される所以があるのです。

 やりきれない思いが雨を降らせたとしても、新しい朝はいつものように始まります。この苦しい時期を笑って振り返られるときがくるかどうか。それは今後、チームがどう戦っていくか、そして、武田勝選手がどういうマウンドさばきを見せるかにかかっています。もちろん誰も信じて疑わないでしょう。シーズンが終わってどうなっているかを。

■武田勝投手 <7回、球数102、打者25、安打5(本塁打1)、三振4、四死球0、失点2、自責点2>

「調子自体はいつもと変わりませんでした。自分のペースで投げられたと思います。ただ、先制点を与えて自分にプレッシャーを掛けてしまった。まだ試合は終わっていないので、しっかり応援します。」

■梨田語録

「もったいなかったね。最後は二、三塁というところまでいったけど。武田勝のときには点が取れないから、走塁にミスが出たりするのかもしれない。でも、終わったことだから、明日気持ちを切り替えないと。内容は悪くないよね。ひちょりに一発打たれたというのはあるけど、天気が悪かったというのもあるだろうし。先発としては十分仕事をしてくれている。いつも声をかけてるよ。『すまんな』って。普段通りやってくれれば」

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