2011.05.29 SUN
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■広報レポート <お久しぶりです!>

 お立ち台に向かう直前に武田勝選手は、こうつぶやきました。「この後って、どうやって動けばいいんだっけ?」。ヒーローインタビューは受け慣れているはず。それだけ、長いブランクに感じたのかもしれません。自身の開幕戦となった4月15日以来となる本拠地でのインタビュー。大きな拍手に迎えられると、第一声は「お久しぶりです!」でした。

 4月27日の登板から5試合連続での負け投手となりました。しかし、自身の内容は悪くありませんでした。そのすべてが打線の援護に恵まれない完封負け。相手のエース級との対戦も多く、仕方ない面もあったかもしれません。それでも、本人は淡々と投げ続けるだけでした。

 「流れを自分で変えようということはしなかったですね」と振り返ります。ルーティンもいつもと同じ。グラウンド外での生活スタイルも変えませんでした。自分のピッチングを続けば、必ずツキはめぐってくる。そう信じることも、この1ヶ月変わりませんでした。

 武田勝選手に6試合ぶりの白星をプレゼントしたのは今浪選手。五回1死一、三塁で先制の中前打適時打を放ち、これが決勝打になりました。スタメン出場は2試合目。「やっぱり硬かった」と自己分析する前日から一変し、見事に試合を決めてみせたのです。初めてのお立ち台も経験しました。

 今季の交流戦で初の同一カード連勝を決め、貯金は今季最多の9に伸ばしました。若手のひと振りで左腕エースが勝ち投手に。大きな勝利をモノにしました。

■武田勝投手 <7回、球数97、打者27、安打5、三振4、四球0、死球1、失点0、自責点0>

「自分のピッチングができて何とか粘ることができました。点を取ってもらった後は、1点の大事さを感じながら必死で投げました。この後はしっかり応援します。」

■梨田語録

「武田勝には何とか1点だけ取ってあげることができて、(味方が)1点でも勝てるということを投球で示してくれたと思います。1点を守り切るのも大変でしたが、リリーフ陣もよくしのいでくれたなと。今浪のタイムリーで1点入った時はサヨナラで勝ったかのような雰囲気でしたね。ただ、2試合続けて1-0は勝った感じがしないというか、逆に疲れました。」

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