2011.05.31 TUE
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■広報レポート <すべらない話>

 2日前、静まり返ったスタンドがどっと沸き返りました。4回、決勝の2点右前打を放った今浪選手が2試合続けてのお立ち台。「(スタンドに)入ると思わなかったんですけど…」と前回すべった“ぼけ”を敢えてかぶせる芸当を見せ、大盛り上がりにこれ以上ない“どや顔”。手厳しい仲間内からは「ミスタースライディング!」(すべり屋?)の声を掛けられましたが、「この前だって絶対受けてるはずなんです」と言い張っていました。

 1打席目は完全に詰まらされた三邪飛。「くしゃくしゃなバッティングをしてしまった」と、2死満塁で巡ってきたチャンスはインコースの速球を一、二塁間に弾き返すイメージを持って打席へ。まさに思い描いた通りの打球を放つ“かぶせ上手”なバッティングで、貯金を今季最大の10に増やしました。

 ドラフト7巡目から這い上がってきた大卒5年目。右ひじの関節が緩く、ずれを防止するために取り組む筋トレで小柄ながら腕っ節の太さは見事です。ウェートトレーニング後のポージングが若干他の選手の冷ややかな視線を浴びることもありますが、持ち前の打撃センスに力強さが備わってきたことがこの活躍につながっています。

 「普段は緊張しぃなんですけど、お立ち台の上は楽しいんですよね」。そんなコメントも頼もしい限り。お立ち台でのスライディング、何度でも見たい(聞きたい)ものです。

■ウルフ投手 <6回、球数88、打者22、安打3、三振6、四球1、失点0、自責点0>

「序盤は自分の思うようなピッチングができませんでしたが、バックの守備に助けられて徐々にリズムに乗れたと思います。いつものようにショータ(大野選手)もいいリードをしてくれました。6イニングでマウンドを譲ったのは申し訳ない気持ちですが、あとはブルペンに任せて応援します。」

■梨田語録

「先発もリリーフもよく頑張った。抑えている感じはしなかったし、点もそんなに取ってる感じもしなかったけど(苦笑)。今浪はホフィーが見逃し三振して暗くなった中でよくヒットを打ってくれた。2点先行できたのは大きかったね。(八回の)飯山の場面は1点か2点欲しいところで3点取れるとはね。攻撃が長かった分、時間もあったし(武田)久は抑えるのが難しかったかもしれない。ウルフは十分なピッチングでした。立ち上がりは不安だったけど、ピッチが上がってきたしね。貯金10?まったく考えてない。増えるに越したことはないけど、1試合1試合しっかり戦っていくだけです」

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