2011.06.01 WED
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■広報レポート <予言的中!?>

 ヒーローインタビューと場内一周を終えてロッカーに戻る通路で、ダルビッシュ選手は「その通りになりましたね」と笑みを浮かべました。手の内に入れられるのは、相手打者だけではないのかもしれません。試合の流れまで把握しているのではないかと思えるひと言を、試合の合間に発していたのです。

 八回を三者凡退に抑えた直後のことでした。ロッカーの向かいにある関係者控え室をのぞいたダルビッシュ選手は、こうつぶやきました。「この回に点が入ると思いますよ。ふふふ」。先頭の稲葉選手がレフトフライに倒れたのを見て、ベンチへ。そこから四球と安打で一、三塁となり、大野選手が左前打。ベンチ前で体を動かしていたエースは、予言が的中(?)して白い歯をこぼしました。

 最終回も簡単に3人で抑え、自身最長の7連勝で7勝目。35イニング連続無失点と、誰にも手がつけられない快進撃を続けています。「しっかり守ってもらえて、点を取ってもらえる。応援してくれるファンのみなさんもいる。感謝しています」と話しました。

 ダルビッシュ選手自身だけではなく、チームも投手陣全体で4試合連続完封。41イニング連続無失点は、パ・リーグ最長記録となりました。もちろん、マスクをかぶる捕手の好リードがなければ達成できない快挙。鶴岡選手と並んでその一翼を担った大野選手が決勝点をたたき出し、花を添えてみせました。

 本拠地で4連勝を決めて、交流戦折り返し。この勢いは簡単に止まりそうにありません。

■梨田語録

「ダルビッシュは非常に安定していましたし、安心して見ていられました。よく我慢して投げたと思います。大野はダルに勝ちをつけられる残りわずかなチャンスをよくものにしてくれました。開幕戦で7失点したバッテリーがお互いを知り尽くしてきたというか、相当わがままかもしれない投手を(大野が)よく操っていると言えるんじゃないでしょうか。4試合連続無失点は、点が取れていないから逆にできたのかも知れませんし、大味な展開になっていれば1、2点取られていた可能性もあるので変わらず1試合1試合戦っていくのみです。」

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