2011.06.30 THU
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■広報レポート <必然の巡り合わせ>

 1点差に迫られる薄氷を踏む勝利も、最後までものを言ったのはオールスター選出コンビの活躍でした。球宴初出場が決まった中田選手は3回表2死二塁、レフトからの好返球でマリーンズの勝ち越しを阻むと、直後の打席で左中間フェンス直撃の決勝二塁打。本調子でないと自ら評したダルビッシュ選手も、13奪三振と3連敗中のチームを鼓舞するピッチングを展開しました。

 いつも決まったシナリオかのように、背番号6の絶大なる援護を受けるダルビッシュ選手。厳しいようで愛情たっぷりな後輩いじりがいい形で返ってくるのかもしれません。中田選手へ生活指導はその成長につれ最近目にする機会が減ってきましたが、1軍に昇格してきた杉谷選手を見つけるや「挨拶がないやないか、スギタニ!」とぴしゃり。「斎藤(佑)からファームで毎試合2本打ってるって聞いたけど、それで調子づいてるな」とまくし立て、ロッカー中を笑いに包みました。

 リリースポイントがしっくり来ず、変則的にサイドスローを織り交ぜて修正を図り、球団では東映時代の土橋選手以来2人目の6年連続2ケタ勝利に到達。あくなき勝利への執着は、投手、野手の隔てなく手本になります。背中を追いかけてきた中田選手が4年目にして夢の舞台へ。一流揃いの3試合でも師弟の共演が全国の注目を浴びることでしょう。

■ダルビッシュ投手 <8回、球数131、打者33、安打7、三振13、四球3、死球0、失点2、自責点2>

「調子は今年一番悪く、試合を作るのに苦労しました。ただ、打線が早くに点を取ってくれて、楽な展開にしてもらえたので、コントロールを気にせずに何とか試合を作ることができました。この後はこのまま勝てるように応援します。」

■梨田語録

「(九回にもつれて)野球というのは何が起こるか分からないという典型でしたね。ダルビッシュは中5日でしたけどまずまずの投球でしたね。三振はかなり狙いにいってて、打たれたのは伊志嶺だけかな。状態悪くはなかったですよ。打線も久しぶりに打ったね。ダルビッシュに5点ですから」

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