2011.07.13 WED
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■広報レポート <共同作業>

 “お役御免”となってベンチ裏に戻るダルビッシュ選手の表情は、晴れ晴れとしていました。二回に先制点を許したものの、三回以降は危なげなし。走者を置いても冷静に対処して、バファローズ打線につけいる隙を与えませんでした。

 8回5安打1失点で12勝目を挙げたエース。オールスター戦を前に、早くも昨年の勝ち星に並びました。「運が悪いシーズンもあればいいシーズンもありますから」。もちろん、今季は“いいシーズン”に違いありません。ただ、伸びていく勝ち星よりも、本人はピッチング内容に重きを置いています。

 「今年一番のころ、交流戦あたりに近づいてきた手応えを感じます」とキッパリ。変化球のキレだけではなく、ストレートで空振りを取れたことが収穫です。「気持ちよく投げられた」とダルビッシュ選手らしいひと言で振り返りました。

 ハーラーダービーを独走する右腕がよく口にする表現が「野球はチーム全員の共同作業」というもの。この日の試合でも打線がしっかりと援護しました。四回に小谷野選手が同点打を放つと、鵜久森選手が決勝点となる中犠飛。六回、七回にも1点ずつを加え、「欲しいところで点を取ってもらえた」と目を細めました。

 投手陣、野手陣とそれぞれが自分の役割を果たすことで勝利は積み上がっていきます。前半戦は残り5試合。一戦一戦を大事に戦い続けます。

■ダルビッシュ投手 <8回、球数117、打者31、安打5、三振7、四球2、失点1、自責点1>

「きょうはすごく調子がよくて、自分のボールを気持ちよく投げることができました。回を追うごとに、今年一番よかったころに近づいてきたし、手応えは感じています。野手の方も援護してくれて感謝しています。この後は応援します。」

■梨田語録

「ダルビッシュは先制されましたが尻上がりによくなって、ちょっとずつ打線が援護したのもかえってよかったのかな。シーズンの半分も行っていないのに昨年の勝ち星に並んだということになるんでしょうけれど、今年は少ないながらも点が取れていますね。この後も無理せずやってもらいたいなと。(武田)久は昨日の1点差とプレッシャーが全然違ったんでしょうけど、昨日の最後(サヨナラのピンチ)で踏ん張ったのが効いたと思います。オールスターまで5試合、変わらぬ気持ちで一つ一つ戦います。」

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