2011.07.27 WED
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■広報レポート <広い大地のその中で>

 「十勝晴れ」の空に響き渡る歓声が選手たちの躍動と相まって、今季最多18安打13得点のファイターズが後半戦初勝利を挙げました。19年4月、前身のセネタースから数えて65年目。2004年9月24日バファローズ戦(ヤフーBB)での3500勝目を経て、節目の4000勝に辿り着いた地は帯広。球場を後にする際、沿道からバスに向けられる笑顔一つひとつが4時間13分のロングゲームを戦い終えた選手たちを癒してくれました。

 殊勲者を一人選ぶのも難しい試合でしたが、得点した1、3、4回に出塁してチャンスメークした陽選手の活躍抜きに語れません。第1打席は今月からムード歌謡「好きですサッポロ」の調べに乗って登場。「知り合いの人に絶対盛り上がると勧められて。歌に合わせて手拍子してもらえるのがうれしいですね」。バファローズ先発・近藤投手の右腰を強襲する内野安打で出塁し、先制のホームを踏めば、3回表には大引選手のライナーをダイビングキャッチしてウルフ選手をアシスト。4安打3得点と持てる力を道東のファンの方々の前で存分に発揮してくれました。

 札幌から駆けつけた夫人とは前夜、帯広市内で十勝牛のステーキを堪能。球場周辺の雄大な自然にも心奪われたそうで、「好きです、オビヒロ」と替え歌を口ずさむほど気持ちも乗っていました。今年最後の道内地方ゲームで勢いをつけて乗り込むのは高校時代を過ごした福岡。「あさってからの3連戦、もっと塁に出られるよう頑張ります」とホークスとの直接対決に決意を新たにしていました。

■ウルフ投手 <5回、球数101、打者27、安打7、三振4、四球4、死球1、失点3、自責点3>

「今日のマウンドに適応するために腕の位置を変えたり工夫したゲームだった。バックも点を取ってくれたし、いい守備で助けてくれたので、五回まで投げられてよかった。」

■梨田語録

「残塁も多かったし試合時間も長かったね。こういう地方の球場ならでは(のマウンド)でウルフも投げにくそうにしてた。打線は小谷野も稲葉もつないでくれた。糸井のホームランも大きかったし、スケールズのも大きかった。地方球場は展開がどうなるか分からないから、スケールズのホームランで安心しちゃいけない。陽はチャンスを作ってくれたね。サードへのゴロはエラーになったけど、あれはヒットでいいと思うんだけどな。ダイビングキャッチはすごいプレーだった。ウルフを救ったよね。(球団創設通算4000勝には)そうなの?知らなかった。こういう試合をみんなで戦えたのは良かった。ひとつ勝つのも大変だね。これからもひとつひとつやっていくしかないですね」

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