2011.08.10 WED
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■広報レポート <勝負を分けたもの>

 展開的にものにしておきたいゲームでした。2点を追う9回、ホフパワー選手の右越え適時二塁打で1点差に迫りなお無死二、三塁。この日先制2ランを放っている金子誠選手の代打・鵜久森選手が浅いライトファウルフライに倒れ、続く大野選手の痛烈な打球はライナーで遊撃・中島選手に好捕されました。途中出場の今浪選手も遊飛に終わり、今季リーグ最長となる4時間19分の熱戦に終止符が打たれました。

 6回には挟殺プレーで三塁・中村選手と接触したとして三走・陽選手が生還。ライオンズ側の長い抗議にも「冷静でした」と振り返った小谷野選手が勝ち越しの犠飛を放ち、シーソーゲームの流れは一時ファイターズに傾きました。先発・糸数選手が崩れた後は木田、石井両選手が持ちこたえ、後は安定感あるブルペン陣で逃げ切る。勝ちパターンに持ち込みながら7回に谷元、宮西両選手が捕まり主導権を再び譲り渡してしまったことも惜しまれます。

 7月に加入したスケールズ選手は野手ミーティングで好投手のビデオを見た後の印象をこう話したことがあります。「よし、きょうは俺が打ってやる、という雰囲気になれば、このチームはもっと乗っていけるはず」。最終回、チャンスで打席に立った若手選手たちに早いカウントで甘い球を打ちにいく姿勢が見えていたら…。見るものを最後まで引き付けた好試合は大きな1勝に変わっていたかも知れません。

■糸数投手 <4回、球数92、打者24、安打10(本塁打2)、三振6、四死球1、失点6、自責点6>

「野手の方々に援護していただきながら、持ちこたえることが出来ず申し訳ない気持ちでいっぱいです。調子自体は良くも悪くもないというか、いたって普通でした。中村選手に(満塁本塁打を)打たれた場面は、フルカウントにしてしまい、ボール球を振らせる形に出来なかったことが悔やまれます。」

■梨田語録

「最後もう一回ノーアウト二、三塁になって(大野)奨太の当たりは良かったんだけどね。ただ、最後まで諦めないで総動員の試合だった。これが明日につながるかどうかは分からないけど、今日はみんな最後まで諦めなかった。七回はミヤ(宮西選手)に任せた場面だから。榊原は3連投だったし、今日は外さないといけない日だった。何かあっていつも『バラ、バラ』と言っていると、バラバラになっちゃうよ。(13連戦は)あと4つだね。まだ10試合くらいあるように感じるけど、ひとつひとつやっていきます」

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