2011.08.14 SUN
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■広報レポート <‘球児’たちの夏>

 首位ホークスと3.5ゲーム差。これ以上引き離されるわけにいかない1戦で意地を見せました。2点を先行される苦しい展開に、過去3度の対戦で勝ち星を挙げていない攝津選手がマウンド。ひたむきにつなぎ、中盤以降のチャンスを着実にものにして難攻不落の相手をついに攻略しました。

 1点を追う6回無死一、三塁では中田選手が「チームとしても気合が入っていた」と同点の右犠飛。ホフパワー選手のライト前タイムリーで勝ち越すと、再び中田選手のセンター前タイムリー、さらには鵜久森選手がレフトスタンドへ7年目で札幌ドーム初アーチをかけて突き放しました。

 刺激を受けたのが甲子園での北北海道代表・白樺学園の戦いぶりでした。伝統校相手に劣勢を跳ね返す粘りは、練習の合間に戦況を気にかけテレビを見つめる選手たちをおのずと鼓舞。中田選手は「どの子もすごく一生懸命で、見習わなければいけないと思いますよね」と話し、同じく高校球界を沸かせた鵜久森選手も「逆転に次ぐ逆転の展開を見ていると、簡単に諦めちゃいけないんだなと熱くなりました」と打ち明けます。

 このカードを2勝1敗で勝ち越すとともに、2日のマリーンズ戦から続いた13連戦を7勝5敗1分けで乗り切ることができました。負けられないトーナメントのような戦いがいずれファイターズにも訪れます。夏の甲子園を機に思い起こした、球児だった頃のひたむきさを結集し、この先のペナントレースにぶつけてくれることでしょう。

■斎藤佑投手 <5回2/3、球数94、打者27、安打9(本塁打1)、三振3、四死球2、失点2、自責2>

「調子自体悪くなかったのですが、序盤にピンチを背負って流れを作れなかったのは反省点です。4回あたりからスライダーを入れてリズムをつかめた感じがあります。代わった石井さんが抑えてくれましたし、打線も逆転してくれましたので、このままチームが勝てるようしっかり応援します。」

■梨田語録

「たくさんお客さんに入ってもらった中で、先制されたけど粘れましたね。斎藤の替え時は難しかったです。1点どちらに入るかが勝負の場面だったから。その後の石井がいいピッチングをしてくれました。(ホフパワーの決勝打について)あれは奇跡に近いけど、ラッキーなところに飛んでいってくれましたね。2点あれば最後は久だから勝てるといっても、鵜久森のホームランは本拠地で打ったものだし、本人にもチームにも大きかったです。斎藤は前回から考えればまずまずでしょう。ノーアウト満塁では2点3点と取られてもというところだったけどね。チームが勝っていることを考えると不思議な力を持っているんでしょうね。13連戦は、故障まではいかないにしても、みんな負担があった。ピッチャーは難しかったけど、うまく回せたのかなと。明日は移動日ですがしっかり休んで次に臨みたいですね」

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