2011.08.19 FRI
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■広報レポート <開けられないワインボトル>

 冷静にインコースのストレートを見極めました。3時間30分を超え、次のイニング突入がなくなった10回裏2死満塁。スケールズ選手が押し出し四球を選び、一塁上でもみくちゃになりました。「時間制限はアメリカになく、日本の新しい経験の一つとしていいアプローチができたね」と、引き分ければ首位とのゲーム差が広がる局面での‘仕事’に胸を張っていました。

 2004年にパドレス傘下3Aで、ファイターズに09年まで在籍したブライアン・スウィーニー選手(現メッツ傘下)と同僚でした。メジャーから声が掛からず先を越されていくスケールズ選手を励まし、「諦めることはない。メジャーに上がったらお祝いにワインを贈るよ」と約束したそうです。09年、初昇格を果たした直後には本当に自宅にボトルが届き「感動して、今でも飲めずに保管してあるんだ」と、日本に渡りながら誓いを守ってくれたことは忘れられない思い出になっています。

 奇しくも同じファイターズに入団。一人でも焼き鳥店に飛び込んだスウィーニー選手同様、スケールズ選手も積極的に日本食にトライを重ね、最近では「あんまん」の美味しさにはまっています。日本野球の特性、生活習慣に慣れ、日増しにチームに欠かせない存在になっている背番号2。栓を抜けないワインの熟成が進むように、日々順応性を高める存在が首位を追撃するチームのエッセンスになってくれることでしょう。

■ダルビッシュ投手 <9回、球数123、打者34、安打8、三振9、四死球1、失点2、自責点2>

「中々追加点が取れない展開で、最後まで粘りたかったところで粘りきれなかったですね。前回ほどコンディションが良くなく、そういう中でも勝ちにもっていきたかったんですが。チームが勝てればいいので、勝ってくれるようこの後も応援します。」

■梨田語録

「ダルビッシュで勝たないといけない試合で2点しか取れなくて、最後に同点に追いつかれた。雰囲気は良くない中で、サヨナラで勝ったんだから大きいですね。ダルビッシュはここというときは力でねじ伏せていた。少しコントロールが甘かったかもしれないけど、さすがでしたね。9回2失点だから十分です。岸田で押し出しは考えてなかった。増井が準備していて次のイニング(十一回)もいくというつもりでした」

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