2011.08.31 WED
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■広報レポート <原点に帰って>

 最後は右中間に落ちそうな打球を陽選手がスライディングキャッチし、今季苦戦が続くQVCマリンフィールドの三塁ベンチに選手たちの笑顔が弾けました。打線が好投手・唐川選手を攻略し、投げては先発のダルビッシュ選手がイニング間に氷のうで首筋を冷やしながら8回5安打1失点と粘りのピッチング。6-1の会心の勝利で、8月を13勝12敗2分けと勝ち越して終えることができました。

 ベテランの心配りが効果てきめんでした。前夜、3-5で敗れた後に選手だけで球場内の一室に集まり、ミーティングを実施。集合をかけた稲葉、金子誠両選手から「負けたことを流すのではなく、しっかり受け止めよう。守備に就くときは全力疾走」とファイターズ野球の原点に立ち返ることを求めたのです。練習時から表情の違いが見てとれ、今シーズン決して組みやすい相手ではなかった唐川選手を6回、小谷野選手の3ランなどで一気に打ち崩しました。

 稲葉選手は試合後、大粒の汗を流しながら「3回くらいから足が張っちゃって」と腿のあたりをさすっていました。39歳が率先して実践するのがこのチーム。後々ここが我々のたどる道先を決める分水嶺だったといえる可能性は十分に秘めています。

■ダルビッシュ投手 <8回、球数118、打者32、安打5、三振9、四球2、死球1、失点1、自責点1>

「きょうは暑くて湿気が多い、疲れやすい条件でしたが、打線が4点を取ってくれたので楽にピッチングすることできました。援護に感謝したいと思います。この後はチームが勝てるように応援します。」

■梨田語録

「ダルビッシュはすごく良くもなかったけど、さすがやなと思う内容でした。芯に当たっていない打球がヒットになったりしたけど、(1点取られた後の)ノーアウト一、二塁を切り抜けたから追加点も入った。雨も降り出して投げづらかったと思うけどね。(ヒーローインタビューで「中3日でも中4日でも」と話したことに)中4日で投げたとしても問題ないでしょう。今年は状態がいいし、何回でも投げてくれた方がありがたい。天気が心配な中で(六回に)4点入ったのは大きかった。二岡がよく打ったし、小谷野の3ランは効いたね」

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