2011.09.10 SAT
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■広報レポート <先発投手の矜持>

 14試合目の登板で、初めて最後までマウンドを守り続けました。結果だけを見れば4敗目を喫した斎藤佑選手ですが、負けは負けでも【完投】の箔がつく、収穫を得た一戦となりました。

 「きょうはまっすぐが良かった」と振り返ります。ストライクを先行させることで、打者34人を相手にして四球はひとつだけ。走者を背負いながらもいつも以上の粘りを発揮しました。

 だからこそ、1点のリードを許したままで迎えた六回の3失点を悔やみます。「1対0で続いていれば流れが来ていたかもしれない」。チームを勝利に導けなかった悔しさはもちろんあるでしょう。ただ、そんな中でもリリーフ陣に試合を預けず、先発投手の矜持を見せたことを首脳陣は高く評価していました。

 吉井投手コーチは言います。「あの3点で萎えるところをアイツは踏ん張った。今後、ずっとローテの一員になってもらわなきゃいけない。リードされている試合を壊さないで投げ続けられるかどうかは、先発として重要な要素やから」。

 楽天・田中選手との“プロ初対決”で白星を挙げられなくても、これから何度も勝負の場はあるはずです。「こういう(注目される)中で投げられるのはうれしいし、楽しかったです。これからもファンの方々に楽しみにしてもらえる勝負をしていきたい」。プロ野球選手としての階段を、斎藤佑選手は一歩ずつ上がり続けていきます。

■斎藤佑投手 <8回、球数123、打者34、安打10、三振1、四球1、失点4、自責点4>

「きょうはフォアボールを出さないピッチングをしようと思って投げました。まっすぐも良かったし八回まで行けたのは収穫ですが、1対0で続いていれば流れが来ていたかもしれないので、六回のガルシア選手に打たれたヒットがやっぱり悔しいです。」

■梨田語録

「斎藤佑の出来は悪くなかったですね。今までよりしっかりゲームを作れたんじゃないかと思います。6回、ガルシアに打たれた適時打はフォークがいい高さに行ったんですが、配球を読まれた感じがします。田中との投げ合いは夢の対決でもありましたし、こちらも最後に一発出れば逆転という展開に出来て、ファンの期待にまずまず応えられたのではないでしょうか。ただ、それまでチャンスらしいチャンスを作らせてもらえなかったですね。」

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