2011.09.19 MON
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■広報レポート <野球の怖さ>

 これが野球の怖さ――と表現するのは簡単かもしれません。しかし、1イニングで優勢から劣勢に変わってしまう。それがたったワンプレーから始まってしまうのですから、本当に野球の怖さが身に染みた一戦となりました。

 四回まで1安打の好投を見せていた先発ウルフ選手が五回に突然崩れました。先頭打者の打球は自身の前に転がるセフティバント。一旦は右手に納めて一塁に投げようとした瞬間に、ボールがこぼれてしまいました。結果、内野安打に。この後ライオンズ打線がつながり、一気に7点を奪われました。

 「リードしてもらったのに申し訳ない」。その言葉がすべてを物語っていました。三回にスケールズ選手の9号ソロで先制。さらに、四回には久しぶりのスタメンに抜てきされた杉谷選手が中前打に盗塁ときっかけを作って2得点。杉谷選手は七回にも中越えの二塁打を放って2得点を呼び込んでいるだけに、“魔の五回”がクローズアップされる形になってしまいました。

 痛恨の逆転負け。ひとつのプレーで流れが劣勢に変わるのが野球だとすれば、ひとつのプレーで優勢になるのも、また野球です。苦しい戦いが続く中、流れを変えるワンプレーを見せようと必死に戦い続けます。

■ウルフ投手 <5回、球数81、打者24、安打8(本塁打2)、三振2、四球1、失点7、自責点7>

「四回までは自分のピッチングができていたので五回は本当にもったいないし悔しい。せっかくリードしてもらったのに申し訳ない。この後はチームの逆転を信じて応援するだけです。」

■梨田語録

「当然勝たなければいけない流れでしたからね。5回先頭打者のバントをウルフが素手で取りに行って(内野安打にして)からの流れで3ラン、ソロと打たれてしまった。10勝している投手ですからせめて6回まで行ってもらって勝ちパターンの継投に持ち込みたかったですね。杉谷がいいプレーで流れを作ってくれて5点取りましたから、何とかそれ以下に抑えたかった。杉谷の元気?元気より勝ち星が欲しかったのが本音です。」

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