2011.09.29 THU
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■広報レポート <呪縛から解かれて>

 最後の打者を二ゴロに打ち取り、9月15日マリーンズ戦(東京ドーム)以来遠ざかっていたベンチ前のハイタッチが行われました。1点差の薄氷を踏むような展開だけに、連敗を9で脱した喜びよりも安堵がにじむ光景。首脳陣と選手、スタッフはその足でサロンに集合しました。

 最終回を締めくくった武田久選手が通算100セーブを達成し、節目の数字を祝う場はいつもに増して祝福ムードに満ちていた感じがします。勝ちパターンにならず、中13日空いてのマウンドとなった背番号21は「物凄く緊張しました」と言いながらもホークス打線を寄せ付けない投球で目標に到達。「皆さんの支えがあってここまで辿り着くことができました。これからも皆で力を合わせて一つ一つ勝っていきましょう」と挨拶し、大きな拍手を浴びていました。

 守護神へバトンを渡した先発のダルビッシュ選手も、マウンドで鬼気に満ちた姿を見せ、勝利を呼び込みました。150キロを越えるストレートはいつもほど多くなかったものの、好調とは言えない味方打線の挙げた2点で十分ともいえる内容。8回は相手打線の勢いを削ぐ三者三振、わずか2安打12奪三振の投球でシーズン自己最多となる17勝目を挙げました。

 長いトンネルを抜けたとはいえ、もう立ち止まるわけにいきません。他の選手がバスに乗り込む中、ダルビッシュ選手はヤフードームのウエートルームに向かい、1時間のトレーニングをこなして次回登板に備えました。記録の重なった連敗脱出の日が新たな進撃の始まりだと信じたいところです。

■ダルビッシュ投手 <8回、球数117、打者26、安打2、三振12、四死球0、失点1、自責点0>

「力も抜けていい感じで投げることが出来ました。とにかく勝つことだけを願って応援します。」

■梨田語録

「1点取った後にすぐエラーが絡んで苦しい試合だったけど、その後ちゃんとね。ダルビッシュはこないだよりも良かった。チームが勝つことで自分に勝ち星がつくのが一番。さすがだったね。8回で力を出し切ったし、武田久の100セーブもあったからね。(打線については)点を取らないと話しにならなくて、1対0で勝つというのは難しい。3点くらいは援護してあげないとね。きょうは岱鋼(陽選手)の盗塁ね。よく走ってくれた。その後も岱鋼だから返れた。(連敗ストップに)また、明日からやね」

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