2011.09.30 FRI
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■広報レポート <月替わりをきっかけに>

 4―4の同点で迎えた九回裏。試合時間が3時間30分を過ぎ、勝ちはなくなっていました。そして1死満塁で、マリーンズ・角中選手が放った打球は無常にも三遊間を抜けていきました。前日の試合で通算100セーブを挙げた武田久選手でまさかのサヨナラ負け。まさに足踏みとなった一戦でした。

 先制攻撃は鮮やかなものでした。一回1死から陽選手の右越えの5号ソロで先制すると、2死二、三塁となってスケールズ選手が右前に運ぶ2点適時打。1点差に詰め寄られた四回には、1番に抜てきされた加藤政選手が右前適時打を記録しています。「思い切ってミスを恐れずにプレーしようと思います」。2年目の若手の言葉に気付かされるものは多いでしょう。

 結果は重要です。しかし、それを追い求めすぎて自分の力以上のものを出そうとしすぎていないか。逆に消極的になって持ち味が消えてはいないか。六回2死では守備陣の“お見合い”が失点につながりました。ひとつのプレーで流れが変わるのも、また野球というスポーツです。

 悪夢のような9月が終了。月替わりをきっかけに流れを変える必要があります。それぞれが自らを見つめ直し、最後の正念場となる1ヶ月を乗り切ることを期待するしかありません。

■斎藤佑投手 <5回、球数95、打者25、安打8、三振3、四死球3、失点2、自責2>

「初回に3点先制してもらい、楽な気持ちでマウンドに上がることができましたが、変化球が浮いてしまい、ストライクを取ることを考えて腕もしっかり振れませんでした。投げていくうちに調子をつかんでいった感じで、ヒットは打たれましたが、長打さえ打たれなければOKと思っていましたので、その点に関しては良かったと思います。」

■梨田語録

「3点いい形で先制できたんですけれど、その後が1点しか奪えず、出来ればもう1点欲しかったですね。斎藤佑は初めての千葉ということで、風との戦いで微妙に甘くなったなと。それで5回2失点と勝ちの権利をつかむところまで行きましたから、ゲームは作ったんですが。内外野の声の連携ミスも出て、1点差と2点差では違うんでね。9回、武田久は一発警戒で歩かせて盗塁からピンチを広げて。状態は悪くなかったんですが。」

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