2011.10.01 SAT
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■広報レポート <思い切り>

 8回に糸井選手の適時打で2-2に追いつくと、その裏から救援陣が4イニング三者凡退に打ち取る完璧な仕事で引き分けに持ち込みました。ただ、CS出場の可能性が消えたマリーンズ相手に勝利をつかめず、9月1日時点で3ゲーム差で追っていたホークスにこの日、13ゲーム差に広げられて2連覇を許すこととなりました。

 試合は初回、陽選手の自身初となる先頭打者アーチで先制。2番に座った杉谷選手は2打席連続安打を放つと、守備でも2回に福浦選手の中前へ抜けそうな当たりを華麗にさばき、序盤はチームに主導権をもたらしました。このところ、遠征先などでダルビッシュ選手に食事に誘われる機会が多い杉谷選手は「ほぼ野球の話をしますね」と明かし、エースから野球道を叩き込まれていることがプラスに作用していることを伺わせます。

 一方で、負けが込む状況を物語る消極的なプレーも目立ちます。7回無死一、二塁でカスティーヨ選手の左中間への打球は中田、糸井両選手の間に落ち、好投を続けていた先発ケッペル選手の足を引っ張る格好に。前日もフライを譲り合う場面があっただけに、勝負への執着心をプレーで表現して欲しいと願わずにいられません。

 その後の無死満塁のピンチを2番手の宮西選手が無失点に切り抜け、試合前に梨田監督から掛けられた「今日も明日もつぎ込む。頼むぞ」という言葉に応えてくれたのは救いでした。我々の進路が決まる最後の1カ月。随所に見られた思い切りの良さが他の選手たちにも伝染し、“次は自分が”という気持ちが現状打破をもたらすはずです。

■ケッペル投手 <6回0/3、球数113、打者32、安打12、三振2、四球2、死球1、失点2、自責点2>

「きょうはミヤニシ!!!!!素晴らしいピッチングだった。勝ったらミヤニシがヒーローだ。自分としてはランナーを多く背負ってしまったけど、失点を少なくするというピッチングはできたと思う。ミンナ、ガンバッテ!」

■梨田語録

「先制して、その後もチャンスは作ったけど1点が遠かったね。(7回無死満塁を抑えた)宮西は一番のヒーローでしょう。もう1点、2点取られてもおかしくない中で止めてくれた。その後の石井も増井も久も榊原も昨日とはだいぶ違った。形は作ってきてるんだから、つながらないとね。歯車が噛み合うようにしていかないといけない。(ホークスのリーグ優勝に)後半まったく勝てない状態が続いたから。3ゲームくらいで行ってたけど、その後に結果が出なかった。もうちょっと面白くして、1、2試合くらいしっかりくっついて行けたら良かったけども。これからもひとつでも多く勝つということだけをやっていく。明日も切り替えてやっていくしかないですね」

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