2011.10.08 SAT
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■広報レポート <結び合う心>

 虎の子の1点を叩き出したのは、中田選手のバットでした。6回1死満塁。前2打席で感触のいい左飛を放っていた流れそのままに、真ん中付近のストレートを左前へ先制打であり決勝打を弾き返しました。「(ライオンズ)岸さんもいいピッチングを続けていましたし、チームにも自分にも大きな一打になりました」と会心の表情で振り返りました。

 1点の重さをいつも以上に感じさせたのは、先発ケッペル選手のピッチングでした。ムービングボールを低めに集め、内野ゴロの山を築くと野手にもいいリズムが伝染。7回にはホフパワー選手がカメラマン席に倒れこみながらファウルボールを好捕し、クライマックスシリーズ進出をかける対象チームとの一戦に気迫を感じさせました。

 自己最多の13勝目を挙げたケッペル選手は前日、北海道大学病院を訪問し院内学級の子どもたちと交流を深めてました。自らプロデュースした赤いTシャツをプレゼントし、左手首にはめるブレスレットにも赤をあしらっていることに触れ「勇気をありがとう。みんなのことを思いながら投球します」と約束していたのです。絆に関しては中田選手も「チーム状態がどん底の時でも、お互いを信じてやってきた」と話します。9月15日以来の連勝でCS進出マジックを2としたファイターズ。一つになってまずはAクラス確保に全力を傾けます。

■ケッペル投手 <7回、球数83、打者23、安打3、三振3、四死球0、失点0、自責0>

「きょうは7イニング、いい投球が出来ました。ミスが少なく、キーとなる場面で併殺が取れましたし、ホフパワーや糸井のフライ捕球にも助けられました。しっかり試合を締めくくることができるよう、この後は応援に回ります。」

■梨田語録

「もう1本出ていれば2-0、3-0に出来たんでしょうけれど、1-0はファイターズらしいといえばらしいですね。ケッペルはかなりボールが動いていましたし、このところ内容が上がってきました。浅村選手にだけタイミングが合っていたので、8回は迷わず代えました。点が欲しい場面で中田が打ってくれて、先制できて投手は楽になったんじゃないでしょうか。9連戦の始まりを取れただとか、今は考えず1試合1試合しっかり戦う意識でやっていきたいと思います。」

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