2011.10.12 WED
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■広報レポート <苦しんだ末の喜び>

 バルディリス選手の放った打球をベンチの全員が腰を浮かせて見つめる中、ライト陽選手の足が止まり、白球がグラブに収まりました。延長10回2死満塁のピンチをしのいで2-2の引き分けとなり、5試合を残して2位が確定。「最後は打球が飛んできて、目をいつもの倍くらい見開いて捕りました」と意気揚々の背番号24を筆頭に、ベンチ裏の興奮度もいつもの数倍に膨れ上がっていました。

 10回表に1死三塁の勝ち越し機を迎えながら、今浪、糸井両選手が連続三振。その裏、バファローズに同じようにチャンスを作られて1死満塁のピンチを背負いました。マウンドはが2年ぶり2度目の最優秀救援投手賞を確定させている武田久選手。そのプライドでT-岡田選手、バルディリス選手と主軸相手に真っ向勝負を挑んで打ち取り、「最後の最後で一番嫌なところに回ったんですけれど、粘れました」と大粒の汗を心地良さそうにぬぐっていました。

 9月以降、投打ともに勢いを失い混戦に巻き込まれましたが、先発の斎藤佑選手が7奪三振の2失点とゲームメークすれば、打線も今季0勝2敗と苦戦していた金子千選手から2点を奪って2位の座をしっかり射止めました。クライマックスシリーズファーストステージは本拠地・札幌ドームが舞台。絶好の追い風を受けてポストシーズンを戦う上でも、残り5試合、なおの事ファイターズらしい野球を追及していきます。

■斎藤佑投手 <7回、104球、打者28、安打6、三振7、四死球2、失点2、自責2>

「初回はキャッチャーの構え通りいかずに失点してしまいましたが、指のかかり自体は良く、3、4回あたりから段々コントロールが定まってきました。中盤からはいい時の自分の投球ができましたし、三振が多く取れたことも収穫です。」

■梨田語録

「引き分けでしたが2位が確定してホッとしています。引き分けで握手とかはほとんどしませんが、今日はしましたね。ファンのみなさんには心配をお掛けしましたが、北海道でクライマックスシリーズができて良かった。故障者も休ませながらになりますが、残りの公式戦もファイターズらしい野球をやっていきたい。斎藤は金子相手に先に2点を取られたけど、粘り強いピッチングを見せてくれたし、リリーフもよく抑えてくれました」

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