2011.10.18 TUE
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■広報レポート <終わりは始まり>

 勝負事に勝ち負けはつきもの。大切なのは最後まで諦めずに戦う気持ちを持ち続けられるかどうか。白星には結びつきませんでしたが、攻撃陣が最後の最後でライオンズを苦しめました。2点を追う九回、先頭打者・小谷野選手の出塁を皮切りに打線がつながって無死満塁に。代打・糸井選手の中犠飛による1点で試合は終わったものの、見せ場をしっかりと作ることはできました。

 諦めない気持ちと勝利への執念が必要だと再確認した今季公式戦最終戦でした。足の状態を考えて2位確定後は休養していた糸井選手は、打撃練習も満足に行わないままでの登場。右中間を抜けそうな打球がチームに活気をもたらしました。それでも試合後は悔しそうな表情を浮かべました。グラブに収まっていなければ…。そんな思いがあったのでしょう。抜けていれば確実に同点にはなっていたはず。打者としての本能は、試合に出ていなくても薄れることはありません。

 公式戦の全日程が終了し、2位で「マニュライフ生命 クライマックス・パ」第1ステージの舞台に向かいます。相手は埼玉西武ライオンズに決定。29日までの約10日間で、体調のメンテナンスを中心にしたり課題ポイントを修正したりと、選手によっていろいろな形で過ごします。また、この期間は“勝ちたい”という思いを再び研ぎ澄ますための作業でもあります。

 梨田監督は最後のミーティングで選手を前にこう言いました。「29日にピークを持ってこられるように、この後は鎌ケ谷と宮崎でしっかり調整してほしい」。終わりは始まり――。日本シリーズ制覇への第一歩を踏み出します。

■吉川投手 <7回、球数112、打者30、安打5(本塁打2)、三振3、四死球3、失点4、自責4>

「一発を警戒していた打者に、しかも2死から打たれてしまい、悔しい気持ちでいっぱいです。調子は悪くなく、久しぶりに気持ちの出たマウンドでしたが、満足いく結果にならず残念です。」

■梨田語録

「9回は牧田投手を攻略していいゲームが出来たんですけれど、1点及ばなかったなと。吉川も状態が良かったのに安打数と変わらない失点ですからね。一皮むけてくれればと改めて思いました。144試合を振り返るとどのチームも日程変更により、長い連戦だとか大変なシーズンでした。印象深いのはたくさんありますが、交流戦の5試合連続完封でしょうか。そのくらい投手が踏ん張ってくれたと思いますが、8月9月に息切れというか投打が噛み合わなくなりました。CSは幸いたくさんのファンが待つ札幌Dでスタートしますし、(田中)賢介が戻れば違う野球が出来ますので、故障者や調子を落としている選手の状態を上げて10月29日を迎えたいと思います。」

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