2011.10.29 SAT
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■広報レポート <逆境で試される力>

 2年ぶりに立つクライマックスシリーズの初戦は、ライオンズの粘りに屈する格好となりました。1点リードの9回、守護神・武田久選手が浅村選手に同点打を浴びると、11回に5番手・榊原選手の乱調で3失点。エース・ダルビッシュ選手を立てた1戦で勝利をつかめず、本拠地開催のアドバンテージがありながら王手をかけられました。

 惜しまれるのは、初回にファイターズらしい攻撃から2点を先制しながら、その後打線が追加点を奪えなかったこと。4回1死一、二塁や6回無死一、三塁という絶好機を作ったものの、6番中田選手以下にヒットが生まれず、7回以降は無安打に封じられました。

 その中、6月に左足首を骨折して戦列を離れていた田中賢選手が「1番・二塁」の定位置に復帰。第1打席の「賢介コール」は背番号3の心に響き、四球を選んで先制のホームを踏みました。さらに震災に配慮して自粛が続いていた「稲葉ジャンプ」がこの日から再開。「グッと来ましたね」という主将にもタイムリーが出て、本来の空気に札幌ドームが包まれました。

 超短期決戦ゆえ、後がない状況に追い込まれましたが、逆に勝つために何をすべきか、目的意識ははっきりしました。小谷野選手が一人気を吐く3安打を放ち、4番でどっしり構えます。左の柱、武田勝選手を先発に立て、逆王手をかけにいきます。

■ダルビッシュ投手 <7回、球数101、打者24、安打4、三振7、四死球0、失点1、自責1>

「きょうは左打者のチェンジアップがよく、真っ直ぐも生きて自分の投球が出来たと思います。ライオンズ打線は前回の対戦より早いカウントで打ってきましたが、(自分の球に)さほど対応できていない感じでした。明日と明後日勝つしかないですし、勝つと信じています。」

■梨田語録

「初回に2点取った後に追加点が奪えず、もう1、2点取れていれば展開が違っていたのかなと思います。ダルビッシュは久しぶりの登板でしたが、増井と(武田)久がいたので100球をメドに代えました。内容は上出来でしたね。明日は(武田)勝で行きますし、1敗してしまったので全員で力を合わせて勝つしかないと思います。」

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