2011/10/30(日)第2回戦

北海道日本ハム vs 埼玉西武

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 R H E
  埼玉西武ライオンズ 0 0 0 0 1 0 0 1 6 8 13 1
  北海道日本ハムファイターズ 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 7 1

14:00試合開始|札幌ドーム
第2回戦 0勝2敗0分|曇り 15℃|観客数:41,926人

■広報レポート <最後までひとつに>

 試合後、レフトスタンドへのあいさつを終えた選手たちがロッカールームに集まりました。この試合で退任する梨田監督が、全員を前に言葉をかけました。「4年間、つらいこともあったけど楽しかった。感謝している。ありがとう。ご苦労さまでした」。話が終わっても輪はなかなか解けず、そこで梨田監督はひとり一人と握手を交わしました。

 ファイターズの監督として有終の美を飾る念願はかないませんでした。「1勝もできずにクライマックスシリーズが終わって残念です」。この2戦とも先手を取りながら最後は力尽きました。ここぞで1本が出ない打線、僅差で踏ん張れない投手陣。公式戦の終盤戦で強いられた厳しい戦いは、10日間のブランクで回復することはありませんでした。

 直面したのはつらい現実。しかし、最後までひとつになって戦えたのは紛れもない事実です。この日もベンチスタートの選手たちが声をあげ、チームを鼓舞しました。守備から戻ってくる選手に「先に点取るよ!この回だよ!」と鶴岡選手が声を掛ければ、スケールズ選手は「レッツゴー!」と手を何度も叩いてナインを送り出しました。チームスローガンの【ONE_1】の思いを誰も忘れてはいませんでした。

 1点を追う8回には、直前に適時失策を犯している田中賢選手が右翼線に二塁打。ベンチで梨田監督の目が赤くなったように見えました。「すぐ赤くなる体質だから」とかわしたものの、選手会長の執念には誰もが息を飲む思いだったに違いありません。

 東日本大震災の影響で長くなった2011年シーズン。オフは例年に比べて短いものとなります。新生ファイターズが、どのようなチームになるのか。2012年への戦いは、ゲームセットの瞬間に始まっているのかもしれません。

■武田勝投手 <5回、球数65、打者18、安打5、三振3、四死球0、失点1、自責1>

「コンディションが良くて緊張もなく、スムーズに試合に入ることができました。せっかく先制してもらいながら、すぐに追いつかれてしまいましたが、全般的には自分の投球が出来たと思います。この後はチームが勝てるよう、しっかり応援します。」

■梨田語録

「1勝もできずにクライマックスシリーズが終わって残念です。1年間長く感じました。突き放すチャンスはあったけど打てなかった。決勝点がフォアボール、エラーだから、野球の原点を見つめ直していかないといけないですね。キャンプ、オープン戦で主力が故障して、大震災もあって調整が難しい中で、選手はよく調整してくれた。いいスタートは切れたし、優勝も見えてきたところで、8月9月と勝てなかった。選手の力を出してあげられなかったのが残念です。自分ひとりでは何もできないですから、コーチや選手、裏方の気持ちをひとつにしようと思って気をつけてやってきました。(若手については)陽はまだ伸びるし、中田も4番という精神的な負担がかかるところを打たせて、試行錯誤しながらやってきた中でもっと伸びると思います。斎藤佑が入ってローテをある程度守って試合を作ってくれた。先発がしっかりしてて、増井、武田久とうまく使えたかなと。選手にはありがとうといいました。1年でもユニホームを長く着てもらいたいと思います。1年でも長く必要な選手だと思われるようになってほしい。ファンの方々からは本当に温かい声援をいただきました。選手より支えていただけたと思うくらいでした。4年間、本当にありがとうございました」