2012.04.03 TUE
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広報レポート <ベテランとルーキー、開幕>

 登板を終えてベンチ裏に戻った木田選手が、ホッとした表情を浮かべました。「いやあ、緊張した!」。百戦錬磨の大ベテランでも、自身の“開幕”となると勝手が違うようです。2点を追う7回に4番手として登板。四球と連打で無死満塁と大ピンチを背負いながら、中飛と遊ゴロ併殺で無失点に。「ランナーが出た時のドキドキ感がオープン戦とは全然違う」と苦笑しました。

 ファイターズに入団して3年目。43歳6ヶ月での登板は、自身の持つチーム記録を更新するものでした。先発、リリーフにこだわらず、どんな場面でもマウンドに上がれるように準備し、“便利屋”であることを自他共に認めています。ファームでの調整となれば、若手投手陣のお手本に。尊敬の念をこめて吉井コーチが「一、二軍巡回コーチ」と表現するほどです。

 米大リーグではジェイミー・モイヤー選手(ロッキーズ)が49歳でメジャーに昇格。木田選手とはマリナーズ時代のチームメートでした。「あのオッサンまだヤル気なんだ。すごいよね」。負けてはいられてないといわんばかりに、その目がキラリと光りました。

 プロ26年目の木田選手と並んで開幕を迎えたのは森内選手。これがプロ初登板でした。「ランナーが出てからは緊張しました。1点もやれない場面だったんで」。9回に6番手で登板し、1安打1四球ながらも1回無失点。乾、宮西の2選手も今季初登板を果たし、いよいよ中継ぎ陣のエンジンに火が灯りました。

ケッペル投手<5回0/3、球数92、打者25、安打9、三振1、四球2、失点5、自責5>

「立ち上がりに点を取られて申し訳ない気持ちです。何とか粘って投げようと思いました。あとを引き継いでくれたブルペン陣がみんな頑張ってくれているから、最後まで逆転を信じて応援します。」

栗山語録

「ケッペルは(自身の)開幕とあって、全体的に高めに抜ける球が多く緊張感があったのかなと思います。結果的に後ろの投手に負担をかける結果になりましたが、乾や森内は走者を背負いながら切り抜けてくれましたし、しっかり次に進めるはず。打線は最後にいい場面を作っているけれど、もっと早めに行きたいというジレンマがあります。(4試合無安打の)中田は周りが打つ中で苦しいと思いますが、4番を背負うというのはそういうこと。しっかり4打席、3回バットを振ることが大事ですね」

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