2012.04.21 SAT
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広報レポート <癒し系、3勝目>

 試合前、報道陣向けに行われる囲み取材で、栗山監督は笑みを浮かべていました。「マサルが投げる日の朝はね、ホントに心穏やかに起きられるんだよね。これがアイツの実績っていうやつなんだろうね」。若手主体の先発ローテで、指揮官の“癒し”となっている武田勝選手の登板日。マウンドに上がったエース左腕は、その期待通りの働きを見せました。
 
 初回、2死から連打を浴びながらも「気持ちを切り替えた」と空振り三振でピンチを切り抜けると、2回は3者連続で外野フライに。4回に一発を浴びた以外は危なげないピッチングを披露しました。
 
 8回を投げて5安打1失点。24個のアウトのうち、15個がフライでのものでした。吉井投手コーチは言います。「マサルはフライアウトが多い日の方が結果が出る。それだけバッターのタイミングを外せてるってことやから」。2回を終わった時点で「きょうはかなり調子ええと思うで」と評価した通り、スイスイとアウトの山を築きあげたのです。
 
 チーム防御率(1.73)、チーム打率(.276)ともに12球団トップ。武田勝選手は開幕4試合の登板で3勝目を挙げ、チームメートの斎藤佑選手に並びました。快進撃の立役者は、満足そうに通算60勝目のウイニングボールを手にしていました。

武田勝投手 <8回、球数103、打者28、安打5(本塁打1)、三振4、四死球0、失点1、自責1>

「ホームラン1本は打たれましたが、それ以外は打たせて取るピッチングができたし、テンポ良く8回まで行けました。あとはしっかりと応援します。」

栗山語録

「バファローズ打線は何点差あっても安心というのはないんだけれど、それを感じさせない(武田)勝がすごい。誰を迎えても恐れず腕を振っていたし。(陽選手を6番に上げた)打順の組み換えがどうというよりも、走塁と守備を含めてみんながチームのためにやってくれることがファイターズの持っている良さなので、これからも大切にしたいと思います。(首位キープについては)まだ20試合。強いチームは必ず上がってくると思っているし、こっちは1試合1試合全力で戦うだけ」

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