2012.05.01 TUE
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広報レポート <プロ初アーチ>

 内角に入ってくる変化球でした。上からしっかりとたたくと打球は左翼席に向けて大きな弧を描きました。一塁を回ったところで思わずガッツポーズ。試合を振り出しに戻すソロアーチは、岩舘選手が一軍で打った初めてのホームランでした。
 
 ホークス先発・山田選手と前回対戦した4月10日の一戦でも、稲葉選手に代わってスタメン起用されました。「そのイメージで打席に立った」と振り返る第1打席は遊ゴロに倒れました。「あまりにもひどい打席だったんでアプローチを変えました」。
バットを指一本分短く持ち、前でさばく――。「技術的にも大胆に変えていった」というスイングでジャストミート。一発を狙ったわけではなくても、完ぺきに捕らえられたのには理由があったのです。
 
 開幕2試合目でサヨナラ勝ちにつなげる同点打を放ち、一躍注目される存在に。派手さはなくてもきっちり仕事をこなす姿は、ファイターズ野球にピッタリといえるでしょう。プロ9年目、ファイターズに移籍して3年目の今季。30歳を超えて大きく飛
躍する1年になりそうです。
 
 敗戦を喫したため「勝てればもっとよかったですけどね」と複雑な表情。しかし、レフトスタンドでホームランボールを拾った方2人が試合後にベンチ裏までボールを届けてくれました。「普通のボールに見えますけど、僕にとっては1つしかないものなんで」。サインを入れたバットと交換して視線を手元に向けると、少し顔を赤くして頬を緩ませました。

多田野投手 <6回、62球、打者23、安打5、三振2、四死球0、失点2、自責点2>

「調子はいつも通りでした。立ち上がりにミス(失点)してしまったのを野手の方たちに助けてもらった。点を取ってもらった後はテンポよく投げることだけを気をつけました。同点でリリーフにマウンドを譲りましたが、勝てることを信じて応援します。」

栗山語録

「(9回逆転負けに)まあ、こういうことが(武田)久でもあると捉えています。本当に勝ちたかったけれど、最後に一本出れば同点というところまで行ったのは、今年の最初からやろうと言ってきたこと。着実に前に進んでいると思っているので、それだけに勝たせたかったし、悔しいですね。山田投手をまだ打ち崩したとは言えず、ノックアウトできなかったことがこういう結果につながった。次はしっかり打てるよう精進してやっていきます。(岩舘に初アーチが出て)1本打つのに本当に早くからドームに来て準備していて、必ずいつかいい結果が出ると信じていたので、学のためにも勝ち切りたかったね」

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