2012.05.08 TUE
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広報レポート <One for all, All for one>

 勝負どころを見極めて一気に畳み掛けた結果の1イニング9安打8得点でした。1点を追う6回の攻撃が始まる前、栗山監督は先頭打者の小谷野選手に耳打ちして送り出しました。小谷野選手は期待に応えて左翼線に二塁打。そこから打線がつながり、稲葉選手の一打で勝ち越すと、代打ホフパワー選手にも3ランが飛び出すなど試合を決定的にしました。

 「栗山監督が思い切って行けって後押ししてくれた」と話したのは稲葉選手。この日、3・4月の月間MVP野手部門を受賞したベテランは目を細めます。「翔がつないで同点にしてくれたからね」。一巡して中田選手が四球を選んで満塁となると、今度は遊撃への内野安打でダメ押し点をもぎとりました。

 不振の続く4番にアドバイスを送り、札幌ドームでの試合後にはスイングチェックに付き合うほど。師弟ともいえる間柄だけに、稲葉選手は前を打つ中田選手に“復活の兆し”が見えたことを自分のことのように喜びました。選手それぞれがチーム全体のため、チーム全体が選手個人のために努力を惜しまない。その思いが浸透していることも、開幕ダッシュに成功した大きな要因といえるでしょう。

 リーグ防御率1位という難攻不落の右腕を攻撃陣全員で打ち崩し、4連敗のあとに連勝を決めました。

多田野投手 <6回、球数83、打者26、安打7、三振2、四球1、失点2、自責2>

「相手が好投手だったので先に点をやっちゃいけないと思っていましたが、先に取られてしまって悔いが残ります。ただ、野手のみなさんが点を取ってくれて本当に感謝しています。この後はこのまま勝てるように応援します。」

栗山語録

「いい形で点が取れたんだけれども、監督の立場で言えば勝った気がしない。マリーンズの良さであるがむしゃらにやる強さを感じました。(6回の8点は)極端な話、うまく走者を進めようとかではなく、行くんだという姿勢を選手が貫いてくれた結果。グライシンガーはボールが動くので難しさがある中、どうすれば捕らえられるのかを確認して、全員が怖がらずに前に進んでくれたと思います」

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