2012.05.19 SAT
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広報レポート <記録ラッシュ、次は>

 外角へのボールをしっかりと捕らえると、打球は右中間を深々と破っていきました。滑りこむ必要はありません。二塁ベースに悠々と到達した稲葉選手のもとに花束が届けられました。通算400本目の二塁打。敵地のファンからも暖かい拍手が送られました。

 2000安打、250本塁打に続く金字塔。この400二塁打は、プロ野球史上11人目の快挙です。すでに達成した2つの偉業よりも、成し遂げた選手が少ない記録でもあります。

 歴代1位の487二塁打を記録している元中日・立浪和義氏が2000安打の祝福に訪れたときのこと。「安打数(2480安打)だけじゃなくて、二塁打でもおれの記録を抜いてくれよ」とエールを贈られました。稲葉選手は「あと何年現役続けなきゃいけないんですか!」と恐縮しきりでしたが、不可能な数字ではありません。「一日も長くプレーしたい」と話すベテランにとって、歴代最多の数字は設定できる最高の目標といえるでしょう。

 記録ラッシュの今シーズン、次は残り9試合となった通算2000試合出場(過去43人)です。試合の勝敗に関係なく常に全力プレーを続ける結果が、数々の記録につながっていくのです。

斎藤佑投手 <6回、球数80、打者25、安打4<本塁打1>、三振2、四死球4、失点1、自責点1>

「調子は悪くありませんでしたが、やっぱりあのホームランですね。甘く入ってしまいました。結果的に1失点でしたが、先に点をやってしまったのが悔やまれます。この後は逆転を信じて応援します。」

栗山語録

「敢えて斎藤だから言うんだけど、(ホームランを打たれた場面は)追い込んでいたよね。この前のことを含めて考えれば試合を作って1失点なんだけど、あそこは頑張らないといけないね。ただ今日はその後のチャンスできちっとプレーできていれば得点できる展開だった。試合の勝敗は斎藤のせいじゃない。オレのせいだから。斎藤に勝たせてあげたかったなあと思うよね」

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