2012.05.26 SAT
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広報レポート <プロ初本塁打>

 ひざ元に落ちてくるスライダーをうまくすくい上げると、打球は右翼ポール際にグングンと伸びていきました。切れるな!。加藤選手の思いが通じたのか、ポールを巻くようにスタンドに吸い込まれました。3年目での初アーチ。「プロで打てるとは思いもしませんでしたから。」はにかみながら初めての“感触”を振り返りました。

 チーム随一ともいえる童顔で女性ファンも多い加藤選手。ここで“キラースマイル”が出ても良さそうなものですが、この日は控えめ。その理由はチームが勝てなかったからだけではありませんでした。四回、自らの送球ミスで先頭打者を生かしてしまったのです。その後、畳み掛けられて3失点。「切り替えて取り返したかった」。意地と集中力で叩き出した1本が、本人も驚きの本塁打となりました。 試合後には、ホームランボールをキャッチした家族が、ベンチ裏に記念のボールを届けてくれました。「僕はホームランを狙うバッターじゃないですから」と話しながらも、うれしそうにボールを見つめました。

 戦線離脱している金子誠選手の代役争いに打撃面では一歩リードした加藤選手。その一方で、守備面では課題も見つかりました。一気にスターダムにのし上がるのではなく、地道に努力して階段を上がっていく。プロ野球選手としての人生はまだ始まったばかりです。

ウルフ投手 <6回、球数99、打者27、安打7、三振1、四死球3、失点3、自責点0>

「3点を取られて先制されてしまったけど、何とか粘って6回まで投げることはできたと思う。あとはチームの逆転を信じて応援します。」

栗山語録

「山内に対して前半はスイングさせてもらえず、本当に打ちずらそうでした。プロだから何とかしないといけないんだけれど、ボールが動いていて防御率トップの投球をさせてしまった。7回は少ないチャンスで一気にいきたかったという思いがあります。選手はよくやっているんで、明日からは強いジャイアンツを相手に戦いますが、裸になって全力でぶつかる覚悟を持っていきます。トーナメントの戦いが続くと言ってきて負けたけれども、明日も試合をやらせてもらえるのだから、全力を出し尽くすという思いでぶつかります。」

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