2012.05.31 THU
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広報レポート <あのときとは違う>

 打席を重ねるごとに相手投手に順応していく。それは一打席も無駄にしない気持ちがなければできません。中田選手は第3打席で最高の結果を出して見せました。

 スワローズ先発はロマン選手。もちろん初対戦の相手です。ミーティングで対策を練っているとはいえ、やはり実際に投球を肌で感じることで得るものはあったのでしょう。第1打席は中飛に倒れましたが、第2打席で遊撃手への強烈なライナーを放ちました。アウトにはなりましたが、これで手応えを得たに違いありません。6回、フルスイングしたバットから弾かれた打球は、弾丸ライナーで左翼スタンドに吸い込まれていきました。2試合ぶりの5号ソロでした。

 「甘い球が来たら絶対に逃さない、という強い気持ちでいった」。それまでの2打席を参考にし、さらにその打席でも1球1球に集中していました。また、不振が続く間は甘いボールでも打ち損じるシーンが多かった中田選手ですが、打撃フォームをモデルチェンジしてから当たりが出始めると、ミスショットも少なくなってきました。

 投手陣が打ち込まれ、スワローズに連勝することはできませんでした。しかし、9回には二岡選手が代打本塁打を放つなど、試合終了まで緊張感のある試合は続いています。その中心に若き4番がいるのは間違いありません。この日の試合を終え、前回の4試合で1本もヒットを打てなかった札幌ドームに戻ります。あのときとは違う——。月も変わり、本来の勇姿を見せてくれることでしょう。

斎藤佑投手 <4回、球数56、打者19、安打8(本塁打1)、三振1、四死球0、失点3、自責点3>

「調子は悪くなかったです。先制点を取られたこと、ですね。」

栗山語録

「(先発の斎藤佑は)何と言うか、打たれるからか分からないけれど、らしさがないよね。全部真ん中に球が集まって、打者のタイミングもずれない。相手のロマンの感じなら点が取れると思ったし、色んなことを感じてもらう意味で早めに代えました。中5日が続いていることも一つの要因かも知れないし、(不調の)原因をはっきりさせたい」

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