2012.06.08 FRI
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広報レポート <信頼を築くまで>

 最終回、ベイスターズの反撃を一ゴロ併殺で断つと、横浜の夜空に三塁ベンチの勝鬨がこだましました。中盤から小刻みに加点して試合を優位に進めた陰で、先発ウルフ選手の好投も4回1死まで一人の走者も許さない好投で、チームの貯金を今季最多の10とする立役者になりました。

 4回こそ3安打を集められ満塁のピンチを背負いましたが、直球と変化球を丹念に低めにコントロールし、6回までの18アウトのうち内野ゴロは実に12個。降板後はいつものように「奨太(大野捕手)のサイン通り投げることを頭に置いた」と女房役のリードを何より称えました。

 まさに夫唱婦随。大野選手とは家族ぐるみで食事をし、最近も札幌市内のカニ料理専門店で海の味覚に舌鼓を打ったそう。野球の話は抜きに、お互いの家族や日常を語り合うことで阿吽の呼吸が生まれています。以前球団で販売した大野選手の抱き枕をアメリカの自宅に持ち帰り、子供がベットで毎日使っているほど固い絆で結ばれているのです。

 この試合で規定投球回数に達し、防御率1.65でリーグ4位にランクしました。吉川、武田勝、斎藤佑の3本柱に来日3年目の右腕が加わって強力なローテーションを形成。ジャイアンツとマリーンズが敗れてセ・パ交流戦の優勝争いも混沌としてきただけに、5年ぶり頂点へ期待が高まります。「それには自分自身がしっかりといいピッチングをすること」。次回登板に臨むまでもバッテリーで時間をともにし、息を合わせてマウンドに上がります。

ウルフ投手 <6回、球数92、打者22、安打5、三振3、四死球0、失点0、自責点0>

「ストレートも変化球も低めに集めることができて、自分のピッチングができたね。いつものことだけど、バックも本当にしっかり守ってくれて感謝している。この後はリリーフ陣に任せて応援します。」

栗山語録

「(金子)誠を休ませたかったけど、稲葉を出さないでいたし、行ってもらいました。よく打ってくれた。こっちの意図を汲んでやってくれている。誠がいてくれるのは大きい。開幕から言っているように、稲葉と誠はコンディションが整っていればいいプレーができるわけだから。その分、きょうはホフィー(ホフパワー選手)がね。フォアボールも良かったよね。(貯金が今季初めて10に)初めてなの?ダメだよね(笑)。いや、まあそれは関係ない。相手の状況が分からない交流戦だと、今日みたいに4点差でも増井や宮西に行ってもらわないといけないし。みんなで戦うしかない。いま貯金の数は関係ないですよ」

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