2012.06.13 WED
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広報レポート <感謝の猛打賞>

 ヒットを1本打つたびにスタンドもベンチも盛り上がっていく。勝利に結びつかなかったとしても、それは結果でしかありません。絶対に諦めない――。稲葉選手のそんな気持ちが詰まった内容のある3安打でした。

 3点を追う5回、先頭打者として中前打で出塁。16打席ぶりの安打となりました。これは得点に絡みませんでしたが、5点差に広げられた7回無死2塁での中前打でチャンスを広げると、1点を返すきっかけに。そして7点差で迎えた8回1死1、2塁の打席では、難しいフォークボールにしっかり反応してピッチャー返し。打球が跳ねて一、二塁間を破る間に、二塁走者を本塁に迎え入れました。

 「ツキもめぐってきたかな」。そう冷静に振り返られるのも、野球の神様を味方につけるための努力があるからこそ。全体練習前にはグラウンドで黙々と特打を敢行しました。ナゴヤドームでの“凱旋試合”で1安打もできずに終わった11日の試合後、用具担当に「あさって(13日)特打やるから準備してくれる?」と申し出ていました。もちろん、特打にはいろいろな協力も必要。5月31日以来の猛打賞を「裏方さんやコーチにも協力してもらった。感謝してます」と表現するところも稲葉選手らしさといっていいでしょう。

 適時打の直後、陽選手の特大3ランが飛び出して、8回5得点のビッグイニングを演出。ジャイアンツを最後まで苦めた事実は、明日の試合につながるに違いありません。

斎藤佑投手 <5回2/3、打者29、球数105、安打11(本塁打1)、三振2、四死球4、失点4、自責点3>

「調子自体悪くありませんでしたが、ホームランバッターが多くいる分、神経を使いました。全体を通じて三振を取れる球がなくて苦しんだ感じです。」

栗山語録

「どうしても取りたい試合だったし、(敗因が)何かとかどれかとかよりも負けたことをどう生かしていくかだけ。ちょっと人前で話せるほど、自分の中で整理がついていません。斎藤佑に関しては何を評価して何が駄目だったのか、ゆっくり考えます。投球内容は見ての通りです。本当にここで明日も戦えることを有難いと考えて、反省して次に向かうしかないんでね。今日以上に元気を出して頑張ります」

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