2012.07.15 SUN
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広報レポート <混戦を勝ち抜くためには>

 6回まで4度先頭打者が出塁し、5度も得点圏に走者を進めながらもホームが遠い-。打線の援護がないまま粘りの投球を見せてきた先発ウルフ選手が6回に捕まり、スコアボードに重い4点が刻まれました。終盤はイーグルスの継投にかわされて4安打零封負け。首位マリーンズ戦に続く2カード連続の勝ち越しはなりませんでした。

 マウンドと打席の間で個と個の勝負が繰り広げられるのが野球。とは言えチームスポーツであり、自分で決めきれなくとも次打者に有利な場面でつなぐことが得点への近道になります。相手もそうはさせまいと配球に工夫を凝らすものですが、進塁打でも意気上がる場面で三振やフライアウトが続き、イーグルス先発の辛島選手を攻略する糸口が見えず。2三振を喫した中田選手は「ボールになる変化球を振らされてしまった」と、その表情に悔しさをにじませていました。

 2010年4月、先発の田中選手から8安打を放ちながらも2番手で登板した辛島選手に完全に抑え込まれ、プロ初ホールドを献上していた経緯があります。苦手タイプの攻略にやや苦しむ傾向があるファイターズ。1位から5位までが5ゲーム差の中でひしめき合うパ・リーグを制するためには、勢いプラス工夫が求められます。

ウルフ投手<5回1/3、球数78、打者23、安打6、三振1、四死球1、失点4、自責点4>

「踏ん張らなければいけない場面で踏ん張れず、追加点を与えてしまったことが本当に悔やまれます。ブルペンに負担をかけてしまい、申し訳ない気持ちです。」

栗山語録

「ウルフらしいといえばウルフらしい内容。ただ、(6回の交代は)3点目を防ぎたかったんで。結果的にやられたんでおれの間違いだったけど。(走者がホームに)返ってこれなくて1点が重くなってしまった。これだけ(チャンス)の形を作れて、(得点に)残らないのは珍しい。みんな何にあれだけ苦しんだのか、ということだよね…。でも、それも結果だから。オールスターの後のことを考えてもいい流れで終わりたい。残り2試合もそういう流れを作れるようにやっていきます。」

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