2012.08.02 THU
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広報レポート <来日初登板>

 149キロのまっすぐに相手打者は手が出ず、イニングの最後を見逃し三振で締めくくりました。4点リードされた6回にマウンドに上ったのはモルケン選手。先頭打者にはこの日最速となる153キロのストレートを投げ込み、最後はスライダーで見逃し三振に。2死から四球とボークでピンチを背負いましたが、無失点で来日初登板を飾りました。

 長身から投げ下ろす速球を最大の武器としている右腕。オールスターブレーク中に来日し、ファームでの調整登板を経て7月28日に一軍合流しました。それから4試合は出番がなし。「早く投げたいね」と話していたところで、チャンスが巡ってきました。クイックやけん制などに課題があるといわれますが、吉井投手コーチは「ランナーを出したって点を取られなければいいだけの話。そういうところばかり気にする必要なんてない」と問題にしていません。

 日本での生活にも馴染もうと必死です。基本的に箸で食事を摂るように心がけています。「最初は滑り落ちて大変だったけど、だいぶうまくなったよ」と目を細めます。さらに、日本の球場もすっかり気に入った様子。「応援の統率が素晴らしい。ファイターズのファンは最高だって聞いたから札幌ドームでプレーするのが楽しみだね」。QVCマリンフィールド名物のブルペンカーでの登場にも興奮したようです。

 チームが厳しい敗戦を喫する中で、新戦力のデビューは明るい材料といえるでしょう。後半戦スタートの敵地3カードを5勝3敗で乗り切りました。勝負の8月。まずは本拠地・札幌ドームでのカード先勝を狙います。

谷元投手 <5回、球数82、打者24、安打7(本塁打1)、三振3、四死球2、失点6、自責点6>

「調子自体は良くて、序盤はいい感じでいけました。それまで良かっただけに5回は本当にもったいない。ホームランはダメですね。チームに迷惑をかけてしまいましたが、逆転を信じて応援します。」

栗山語録

「5回の谷元は球自体悪くなかったし、いけると思って投げさせた結果。あそこを乗り越えてくれないと、先発で投げていけないというのもあったから。勝負した結果(ホワイトセルの満塁弾)なので仕方ないと思っています。(初登板の)モルケンは球は思った通り使えそうで、今後はどういった場面でいけるのか、こちらの使い方の問題になってくるよね。今日勝ちたかったけれど、それを考えてどうのこうの言っていられない。一試合一試合全力でやっていく他ないんでね」

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