2012.08.03 FRI
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広報レポート <歩き続けよう、共に>

 7月17日以来、16日ぶりに帰ってきた札幌ドームは特別な雰囲気に包まれていました。8月3日は稲葉選手40回目の誕生日。不惑の域に達した背番号41が自ら2本の二塁打を放てば、背中を追いかけてきた糸井選手が2本塁打、中田選手が1本塁打を含む3安打。前回対戦で苦杯をなめた辛島選手を攻略し、7-0の完勝で記念日を祝いました。

 試合前は先天性四肢欠損症で生まれ、声優・タレントとして活動中の佐野有美さんが駆けつけ、稲葉選手の登場曲「歩き続けよう」をライブで歌ってくれました。ベンチから見つめた小谷野選手らが感極まった表情を見せるなど、稲葉選手の交友をもとに響き渡る歌声に皆が胸を打たれました。

 「Happy Birthday」の文字が揺れるスタンド。「40歳をみんなにあれだけ祝ってもらえる選手ってそういないですから」と中田選手は、稲葉選手へのチャンスメークを念頭に「力み過ぎないこと」を心掛けて結果を残しました。有形、無形の影響が若い選手を突き動かす力になっています。

 栗山監督も「自分の中では32歳のまま成長し続ける稲葉がいる。目の前で記録を打ち立ててくれることが、このチームを成長させる」と賛辞を惜しみません。2006年以降、3度リーグ制覇した経験も優勝を知らない世代に勝者のDNAを授ける担い手になる。この「特別な日」がファイターズを一段と強く結束させてくれました。

ウルフ投手 <6回1/3、球数87、打者23、安打2、三振5、四死球3、失点0、自責点0>

「立ち上がりからアグレッシブに自分のピッチングができた。バックにも助けられてショータ(大野選手)もいいリードをしてくれた。みんなに感謝しています。」

栗山語録

「ウルフは気持ち入っていたね。素晴らしいピッチングでした。これからは先発が大事になってくる。理想的な内容だったね。先制できたのも大きかった。主導権を持っていかないといけないから。久しぶりに糸井らしいのを見せてもらった。うれしかったけど、(ここ最近)なんで糸井らしさを出してあげられなかったのかと。翔(中田選手)はホームランよりも、それまでの対応が素晴らしかった。内容良くなっているよね。(稲葉選手の誕生日で)みんな何か感じるところがあったんだと思う。試合が終わったら、明日のピッチャーをどう打つかしか考えない。明日も頑張ります」

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