2012.08.05 SUN
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広報レポート <夏に咲きかけた蕾み>

 4回に3点を先制し、同一カード3連勝が見えましたが、8回に追いつかれると10回規定により今季8度目の引き分けに終わりました。3回まで毎回得点圏に走者を進めると、4回に金子誠選手と田中賢選手に連続適時打。今季2戦2敗だったイーグルス田中選手に土をつけるチャンスでしたが、5回以降は無安打に抑えられ、投手陣もリードを保てずに6月24日以来の日曜日勝利はなりませんでした。

 そんな中、今季1軍初登板の先発・中村選手が5回1/3を3安打2失点と好投。力強い腕の振りから切れの良いストレートと落差の大きいカーブを投じ、1年目の2010年8月11日マリーンズ戦以来となるプロ2勝目の権利を得ました。「緊張しましたが、野手の皆さんの助けがあって回を追うごとに落ち着いて投げられました」。6回に入ってコントロールが甘くなり、2安打を浴びて降板も、7月19日のフレッシュオールスター(新潟)で2回5奪三振、優秀選手に輝いた片鱗を札幌ドームの3万観衆の前で見せてくれました。

 田中選手とはレンジャーズ・ダルビッシュ選手を介して1月に宮崎で合同自主トレを行っています。「一緒にトレーニングや食事をして、普通に会話させていただきました」。球界を代表する好投手と堂々と渡り合ったことはチームにとっても今後の明るい材料になります。高卒ルーキー初登板初勝利と華々しいデビューを飾った期待の右腕。殻を打ち破れば一気に花開きそうな素材なだけに、その姿を今季中に見せてほしいものです。

中村投手 <5回1/3、球数66、打者19、安打3、三振3、四死球1、失点2、自責点2>

「まっすぐで押していくことはできたと思います。ただ、6回になって踏ん張れず迷惑をかけてしまったのは反省点ですね。ああいうところでしっかりとイニングの最後まで投げられるようにならないといけない。この後はチームが勝てるように応援します。」

栗山語録

「マー君が2試合連続で状態が悪いとは想像してないんだけど、いい形で(金子)誠らしさが出た。(狙い球を)ひとつ決めて振るしかないところでね。チャンスを作っていけたしね。中村勝は内容よりまず相手をやっつけるという姿勢があった。どうしても勝たせてやりたかった。なかなかないくらいに悔しいよね。いい経験になってくれればいいかな。そのまま投げさせるか、それよりも前に替えなきゃいけないとかいろいろ考えがある中で、やられれば監督が悪いわけだから。(8回の抗議は)気持ち出さないといけないケースだったんでね」

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