

広報レポート <これからが正念場>
序盤の乱打戦から一転、両チームとも継投策に入った中盤以降は落ち着いた展開になってしまいました。先発投手の早期降板はもとより、相手チームの先発が交代するまでにあと一本が出なかったことが悔やまれます。このカードは1勝2敗と黒星先行。それでも、首位をキープして前に進めるのは、シーズン佳境に入る時期には何よりも重要だといえるでしょう。
この試合がちょうど今季100試合目。夏場をどう乗り切りるかが、ペナントを争う上で大きな課題となってきます。レギュラー選手だけではなく、控え選手も力を発揮してこそ。今季が実質一軍初シーズンとなる若手も奮闘しています。2点を追う7回に先頭で打席に入った西川選手は左翼線へ二塁打を放ってチャンスメーク。得点には結びつきませんでしたが、チームにカツを入れる一打になりました。西川選手は近藤選手とともに、この3連戦中、2日間は戸田球場で行われていたイースタン戦にも出場。実力向上のため野球漬けの一日を送りました。
100試合を終えて貯金8。残り44試合は本当の正念場となります。試合を終えて宿舎へ向かう車中、ロンドン五輪のテレビ中継でレスリングでの金メダル獲得の瞬間を目撃しました。過去最多のメダルを獲得した大会に熱狂した人も多いはず。五輪が終わり、プロ野球もクライマックスに。主役はもちろんファイターズが務めます。
栗山語録
「点を取り合っていた前半に追いつくことが出来なかった。点を取られながらよく追い上げたけれど、こういう試合は何とかしてくっついていかなければ厳しい。多田野については結果的に変えざるを得なかったよね。どういう要因でこうなったのか本人と話して、たまたま相手打線との相性なのかそれ以外に何があったのか突き詰めないと。(早い回からの継投に)明日移動日で空くから出来たけれど、本来はそういう試合をやっちゃいけないと思っています」